9／23修斗＠後楽園ホール

第1試合：
○水垣偉弥（2R判定）加藤JETシン×
水垣選手、足を滑らせてパンチとヒザをもらった場面をのぞき完勝。フェザーとしては体格も大きくみえるし、今後期待できます。

第2試合：
○下川雄生（2R判定）赤木敏倫×
下川選手、きれいなストレートでダウンを奪ったのが効いて勝利。赤木選手、足関を何度か狙うも今回は極められず。

第3試合：
△正城ユウキ（ドロー→抽選で正城選手決勝進出）手塚　豊△
熱のこもった良い試合でした。興行側としては、人気のある正城選手が決勝進んでくれてよかったかも。

第4試合：
○不死身夜天慶（1RKO）松本大輔×
かなり近い間合いでのボクシングが続く展開。最後は不死身夜選手のパンチが2発当たってKO。不死身夜選手の試合はまた見てみたいですね。

第5試合：
○廣田瑞人（2R判定）児山佳宏×
廣田選手、1R前半はタックルでテイクダウンされかける状態が続いたものの、徐々にスタンドで攻勢にたち判定勝利。ただ今回はあまり良い打撃を見せられませんでした。川尻、帯谷、遠藤と続く歴代新人王に負けない活躍を今後期待します。

児玉選手、負けてしまいましたが、タックル凄くうまい。すばやく、そしてしつこく狙ってくる。ジェイク・シールズみたいな感じ。廣田選手の打撃が目立たなかったのも、このタックルのプレッシャーがあったからなのではないでしょうか。体格もあるし、これからもっと強くなるかもしれません。面白い試合をするかどうかはかなり微妙ですが・・。

第6試合：
○鹿又智成（2R判定）美木　航×
1Rは鹿又選手が2回、2Rは両者2回ずつ上を取るも特に見せ場無し。

第7試合：
○田村彰敏（2Rレフェリーストップ）碓氷早矢手×
あまり派手な試合にはなりませんでしたが、終了直前、田村選手が下の状態からスイープしてマウント。碓氷選手が嫌がって下を向いたところをスリーパー。がっちり入ってレフェリーストップ。

田村選手はこれでクラスA昇格でしょう。石川選手との試合を見てみたいところ。

休憩前に、11／6の後楽園ホール大会で、弘中選手と遠藤選手の復帰戦、そして日沖選手vsトム・ニーニマキ選手の試合が行われることが発表されました。ニーニマキ選手は、若手外国人の中で一番呼んで欲しかった選手。DVDで1試合見ただけですが、その試合で非常に良い動きを見せてました。さしずめ日欧ホープ対決というところ。どちらも負けて欲しくない、非常に楽しみな試合。

第8試合：
○外薗晶敏（3R判定）マルコ・ロウロ×
外薗選手やってくれました。パンチでのダウンを含め、ロウロ選手にほぼ何もさせない内容で完勝。次は文句なしで松根選手への挑戦だと思いますが、個人的には塩沢選手（引退）がこのタイトル争いにからんでないのが非常に寂しい。

第9試合：
△漆谷康宏（ドロー）BJ△
1RBJ、2R漆谷、3Rドローというところでしょうか。漆谷選手が若干優勢だったような気もしますが、自分から前に出て行かないスタイルがジャッジへの印象の上でマイナスになったような気がします。「勝っていいたいことを言う」と言っていた漆谷選手、何を言いたかったのでしょうか。

第10試合：
○マモル（2Rスリーパー）リチャード・ナンクー×
マモル選手、1R早々に左ハイでダウンを取り、ラウンド終了間際にも十字を極める（が時間切れ）。2Rに入っても攻勢で最後はスリーパーで一本。試合後のインタビューでタイでムエタイの試合に出ることを発表してました。

総括：
客も8〜9割入ってましたし、試合のレベルも相変わらず高い。悪くはない大会だったと思います。ただ、絶対的なスター選手がいないので盛り上がりに欠ける感は否めません。スポナビで扱われてないのは、そういう理由もあるのでしょう。早くルミナ選手、川尻選手に続くスター選手が出ることを期待します。

ところで今回の修斗ニュース（パンフレット）は全日本アマ修斗のパンフレットをかねていたのですが、アマの方の見所を読んでいると、良い選手が着実に育っていることが感じられます。今後プロで活躍する姿を見るのが非常に楽しみです。また、過去のアマ修斗入賞者とその簡単な解説も載っていて非常に興味深いです。修斗好きは必見の内容です。