初めて行った新宿FACE。旧リキッドルーム時代に最後に来たのが1998年だと思うので、実に7年ぶり。懐かしい。使うエレベーターが変わってました。

会場は、400〜500人くらいのキャパでしょうか。立ち見もかなり出るほどの満員でした。

第1試合:
○小林正俊(1RTKO)中尾享太郎×
ラウンド終盤、小林選手が胴回し回転蹴り(失敗)から下になり、しばらくしたところで中尾選手が額?から出血してドクターストップ。下からのパンチが当たったのでしょうか?中尾選手はそれまで押してただけに残念。

第2試合:
○水垣偉弥(2R判定)徹肌ィ郎×
パンチでは、水垣選手が優勢。徹選手は組んでからのヒザで活路を見出そうとするも、攻め込むまでには至らず。2R終盤、徹選手が下からアキレス(ヒール?)を取りかけましたが、極めきれず。全体的に押してた水垣選手が判定勝利。

水垣選手、押し込むようなパンチですがその破壊力は魅力。今日は腰の強さ、組んでからの超強引なテイクダウンも見せてました。早く上位陣との試合が見たいです。

徹選手、負けましたが、スタミナと最後まであきらめない精神力は驚異的。入場のパフォーマンス(オペラ座の怪人。ヅラと取ると頭の右半分がスキンヘッドというやばい髪型)でも笑いを取ってましたし、次の試合も頑張って欲しいです。

第3試合:
○中村K太郎(2R途中までの判定)吉田善行×
スタンドで一進一退の攻防。若干吉田選手の方が押し気味でしょうか。K太郎選手のセコンドの戸井田選手からは「裸ならお前の方が強い」という声がとんでいたというこては、吉田選手は柔道でかなり実績があるんでしょう。1R終盤、コーナー付近でもみ合ったところで、K太郎選手が強引にバックをとって飛びつき、スリーパー(というかフェイスロック)で攻める。吉田選手がしのいだところでラウンド終了。

2R、スタンドでの攻防が続く。K太郎選手若干バテてきたように見えたところで偶然のバッティングで吉田選手が出血。それまでの判定で勝負を決めることになり、K太郎選手が勝利。

テイクダウンの攻防に見ごたえのあるいい試合でした。押してた時間が長かったのは吉田選手だったと思いますが、それでも明確にポイントになる場面を作り、アクシデントをも味方にした(と思う)K太郎選手には、成功する選手に必要な「勝ち運」みたいなものを感じました。ミドル級は日本人選手が手薄なので早く上位に上がって欲しいですね。岩瀬選手か弘中選手との試合が見てみたい。

第4試合:
○美木 航(2R判定)岡田孔明×
1R途中から美木選手の左ストレートが当たりまくりで、岡田選手の体が心配で見てて怖くなりました。美木選手、ラウンド終盤にはパウンドから岡田選手が立ち上がったところにヒザと圧倒的に攻めまくってラウンド終了。
2Rは岡田選手がテイクダウンから反撃するも判定で及ばず。

美木選手、何でもできるし、試合に対するモチベーションも高そうだし、ルックスもいい。今ひとつツメが甘い印象がありますが、こういう選手には活躍してもらいたいものです。

第5試合:
○廣田瑞人(2R判定)光陰 兜×
非常に面白い試合でした。予想通りスタンドでの打撃の攻防。光陰選手もジャブを中心に手数は結構多いものの、パンチでは廣田選手が優勢。廣田選手、2Rには差してからのテイクダウン力も見せて完勝。

廣田選手強かったです。対天突選手、富樫選手、朴選手など見たい試合は沢山あるので、今後も積極的に試合してくれることを望みます。

試合以外で目についたのが、光陰選手のセコンドの石川選手。光陰選手よりデカくみえる。これでライトまで落とすんだから大したものです。

第6試合:
○BJ(2Rタオル投入)井口 摂×
1R途中でBJ選手のパンチが目に当たったのか、井口選手は左目が痛そうな様子で試合を続ける。2R序盤、鈴木レフェリーが井口選手にマウスピースをつけさせようと試合を中断したところで、井口選手のセコンドから突然のタオル投入。

目の状態が悪かったのか他にダメージがある箇所があったのか良く分かりませんでした。期待していた試合だけに不完全燃焼な結果になって残念。

第7試合:
○天突頑丈(3R判定)遠藤雄介×
予想どおりパンチの打ち合いに。若干遠藤選手が有利か。天突選手は、2R途中から、組んでコーナーに押し込み、ヒザ、テイクダウン狙いで攻め始める。遠藤選手も決定打はもらわないものの有効な打開策は見出せず。3R、遠藤選手がパンチで天突選手をグラつかせる場面があったものの、その後天突選手がテイクダウンに成功し、パウンドで攻めて試合終了。

難しい判定になるかと思ったのですが、30-28、30-29、30-27の大差で天突選手が勝利。遠藤選手も試合終了時に負けを覚悟していた様子だったので妥当な判定なのでしょう。

天突選手、決して器用には見えませんが、突進力、スタミナ、そして力強いパウンドは脅威。次は中蔵選手か、石田選手か、外国人か。いずれにせよ楽しみです。

遠藤選手、負けたのは残念でしたが、さらに強くなるための良いキッカケと捉えてこれからも頑張って欲しいです。

第8試合:
○マモル(3R)高橋大児×
マモル選手が高橋選手のテイクダウンを許さず、スタンドで攻めて完勝。

総括:
メインでの爆発はありませんでしたが、レベルの高い試合が多く面白かったと思います。

心配してた会場の見やすさですが、僕が座った席(南の3列目)は非常に良かったです。北の2〜4列目や東は段差がないので結構つらそうでしたが、全体的には小・中規模の格闘技イベント会場として悪くないと思います。新宿という立地も魅力ですし、今後も積極的に利用してもらいたいものです。来年は新人王戦の関係で試合が増えるでしょうし。

今回の興行は開始時間が早かった(16時)のも良かったです。おかげで夕食をゆっくり取って帰ることができました。ただ、次回2/17(金)の代々木大会の開始時間が16時からっていうのはちょっと・・。一応2部構成(2部は19時から)になっているとはいえ、平日のイベントは一応サラリーマンでも行ける時間にしてもらいたいものです。

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