観客の入りは試合開始時は3〜4割。カード的に物足りないのもありますが、平日の18時開始では間に合わない客が多いということなのでしょう。最終的には7〜8割入っていました。

第1試合:
○マテウス・イリエ・ネキオ(2R判定)湯浅友和×
ネキオ選手がキャッチとパンチでダウンを奪って勝利。両選手とも若干動きにスピードが足りないように見えました。

第2試合:
○小塚誠司 (2R判定)亘理崇麿×
この試合凄く面白かったです。1R、2R通して、両者とも、スタンドでもグラウンドでも激しく動きまくり。一進一退の展開が続きましたが、2Rにバックマウントからスリーパーでキャッチを奪った小塚選手の勝利。

動きのある試合になったのは、両者とも技術があったからなのか逆に両者とも決め手がなかったからなのか分かりませんが、とりあえず、見ていて楽しかったです。もしこれが有名選手どうしの試合だったから会場もかなり沸いたはずです。もう1R見たかった。勝った小塚選手はもちろん負けた亘理選手も非常に良かったと思います。次の試合も楽しみ。

第3試合:
○吉田善行(1RTKO)ミンダウガス・スミルノヴァス×
バックマウントからのパンチ連打でレフェリーストップ。吉田選手、K太郎戦では分かりませんでしたが、パウンドもなかなか力強かったです。

第4試合:
○孫 煌進(2R判定)中尾享太郎×
終始スタンドの展開。両者とも打撃が鋭く、スリリングな試合でした。決定的な差はなかったと思いますが、孫選手が、1Rにパンチでふらつかせ、2Rにもパンチでダウンを奪って勝利。

中尾選手がダウンを取られたシーンで、中尾選手がダウンの判定に若干不服そうな表情を見せていました。確かにダメージはなさそうだったので、中尾選手の気持も分からないではないです。観ている側としても、ダウンが判定に及ぼす影響がはっきり分からないので(減点が1点なのか2点なのか、ダメージによって変わるのか、ダウン後の展開次第ではダウンした方にも10点を取れる可能性があるのか等々)、ダウンは取らなくてもいいような気がするのですが、安全上の理由で問題があるのでしょうか。以前、Shooto Newsで、「ダウンカウントの是非についても検討する」というようなことが書いてあったような気がするのですが、その後の見解なりを聞きたいところです。

第5試合:
○天突頑丈(2R判定)マリウス・リアウケビュチス×
上を取る時間の長かった天突選手の勝利。リアウケビュチュス選手、手足が長く、構えも動きも打撃系な選手で、スタンドでは優勢に見えました。下になっても決定的な打撃はもらわず、逆に下から積極的に右パンチを出して天突選手を苦しめました。すごく強いかと訊かれるとよく分かりませんが、もう1回くらいは見てみたい選手です。

第6試合:
○青木真也(2Rフットチョーク)鶴屋 浩×
マウントからフットチョークで一本。死角だったので見えませんでしたが。

第7試合:
○阿部マサトシ(3R判定)久保山誉×
ローを中心に手数が多かったのは久保山選手だったと思いますが、1Rにダウンを奪った阿部選手の勝利。阿部選手、ブランクを全く感じさせない内容、そして相変わらず声援も凄い。判定にも有利に働きそうです。今日の試合の判定は妥当だと思いますが、生駒戦の勝利は、声援の大きさが少なからず影響したと思っています。

第8試合:
○生駒純司(3R三角絞め)高橋大児×
一本職人の面目躍如。

第9試合:
△マモル(3R判定)BJ△
ほぼ一貫してスタンドの展開。1、2Rは、ほぼ互角ながらも、組んでからのヒザで、わずかながらマモル選手が有利かなという感じでしたが、3Rはスタミナに余裕のありそうだったBJ選手が2度テイクダウンを奪って試合終了。判定はマモル選手に一票入って1−0でドロー。

判定は、意見が分かれるところだと思います。個人的にはドローが妥当かなと思いますが、マストシステムならば、3RはBJ選手につけたい気もしますし・・。テイクダウンそれ自体をどう評価するかにもよりますね。

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