凄く面白かったです。特に室伏vs竹沢戦、上田vs松本戦、小西vs奥野戦は最高でした。

室伏選手の極め力、上田選手の超素早い三角、小西、奥野両選手の死力を尽くした殴り合い、どれも素晴らしかったです。

音響がよく、リングと客席も近い会場なので、盛り上がりやすいというのもあったと思いますが、今年の最後を締めくくるにふさわしい、本当に良い大会でした。

第1試合:
○室伏克哉(1RTKO)佐藤ハヤト×
下になった室伏選手が足関を利用して上に。室伏選手パウンド。さらに足関節を狙いにいったところで佐藤選手の鼻の出血のため中断。そのままドクターストップ。

第2試合:
○亘理崇麿(2R判定)マイク・ハヤカワ×
亘理選手、戦績はあまり振るいませんが、昨年の徹戦、小塚戦など面白い試合が多いので個人的には好きな選手の一人。

1R、スタンドでのパンチ、テイクダウンの攻防が中心。亘理選手がやや有利か。後半、スタンドでバックについてハヤカワ選手がジャーマンを2回狙う。

2R、ハヤカワ選手のパンチを嫌って突っ込んだ亘理選手の頭がモロにハヤカワ選手の顔面をヒット。ハヤカワ選手バッティングをアピールするも試合は続行。亘理選手が組み付いてひねり倒して上を取る。亘理選手終盤まで上をキープして判定勝利。

第3試合:
○武田光博(2RTKO)松木 睦×
武田選手がタックルで上取って、マウントからのパウンドでレフェリーストップ。

第4試合:
○室伏シンヤ(1R腕十字)竹沢弘晃×
竹沢選手がパンチで先制。さらに、タックルにきた室伏選手をギロチンに捕らえてキャッチを奪う。ギロチンから抜けた室伏選手、下から長〜い足を利用して三角。さらに十字に以降して一本。

室伏選手、前回の試合に続き見事な一本勝ち。自ら「ルミナスタイルを目指す」と言っていますが、本当に昔のルミナ選手を彷彿とさせる素晴らしい勝ち方でした。スタンド力がまだ未知数なので、今後上のレベルでも活躍できるかどうかは分かりませんが、とりあえず期待は持たせてくれる選手です。

第5試合:
○上田将勝(1R三角絞め)松本輝之×
上田選手、松本選手に打撃でプレッシャーをかけられ、たまらずタックル。上田選手が松本選手をかついで上を取る。上田選手の上四方。松本選手、足を体にからめてバックを取りかけるが上田選手が上をキープ。上田選手パウンドで攻めるも松本選手うまく防御する。松本選手がうまく上を取り、パウンド。さすがに強力。上田選手、下から電光石火の三角。じわじわ足が上がるかんじのやつじゃなく、スパッと。松本選手、なんとか抜くも、上田選手再び物凄い速さの三角。上田選手、三角のまま下から殴り、さらに足を深くフックして締め上げ一本。

上田選手の三角のスピードにしびれました。前回のパンチ、今回の三角とレスリング以外の武器が次々と明らかに。まだ底を見せてない強さ。早くクラスAとトップどころとの試合が見たい。水垣選手とやってくれたら最高です。

第6試合:
○小西"獅子"優樹(2R判定)奥野泰輔×
熱い試合でした。スタンドでは全力の殴り合い。グラウンドでも両者上を取り合う激しい展開。勝負を分けたのは1Rに小西大振りの右フックで奪ったダウン。奥野選手も2Rに首相撲からのヒザ連打でダウン寸前まで追い込み、試合終了直前にも十字の体勢に入って逆転かと思わせましたが、極めきる前にゴング。最後までどちらに転ぶか分からない展開、そして最後まで全力で闘う両者に会場からは大きな拍手。そして延長を求める声もあがるほど見ていて面白い試合でした。

第7試合:
○徹肌ィ郎(2R判定)秋本じん×
2Rにマウントからバックを奪ってフェイスロックで攻めた徹選手の判定勝ちだったのですが、個人的にはドローでも良かったかなと。秋本選手は組み合ってからのテイクダウンのプレッシャーというか力強さが目立ちました。秋本選手にとって不運だったのは1Rに、パンチを当てて徹選手にヒザをつかせるもダウンを取ってもらえなかったこと。ダメージは無さそうでしたが、今の修斗のルールではダウンを取るべきだったと思います。

第8試合:
○田村彰敏(3R判定)ウィッキー聡生×
田村選手の、組んでから足を掛けてのテイクダウンにウィッキー選手が対応できなかったという試合。

1R、田村選手が右ミドルで攻める。田村選手が足を掛けてテイクダウン。ウィッキー選手、ブリッジで上を取る。田村選手、下から十字→オモプラッタ。腕をかためたままコツコツ殴り続ける。

2R、田村選手、組んでから足を掛けてテイクダウン。田村選手上から肩パンチ。一発じゃなくて連打。しかも威力もありそう。ウィッキー選手の頭がマットに打ちつけられる音が響く。スタンドに戻って、ウィッキー選手が飛び込んでの右アッパーでダウンを奪うが、田村選手ダメージは無さそう。田村選手再びテイクダウン。マウントから三角も狙う。

3R、田村選手がまたもテイクダウン。田村選手、終盤下になるも、すぐさま十字を仕掛ける。

判定は田村選手。ウィッキー選手を抑えきりました。ウィッキー選手は、さすがにテイクダウンを奪われすぎました。

最後に試合と関係ないことをひとつ。綱川ドクターとタイムマシーン3号のデブじゃない方は似てる。

コメント