2/17 修斗@パシフィコ横浜
2007年2月17日 格闘技観戦試合内容は悪くなかったと思いますが、盛り上がりには欠けた感じ。
判定決着が多かった今大会、前半は緊張感を持って見られたのですが、後半ちょっと疲れました。7試合で4時間半は長い。最後の2試合で、中蔵選手と、青木選手が、終盤、ポイントリードを守るために安全策を取ったように見えたのもマイナス。
あと会場も、前回よりは客は入ってたと思うのですが、やっぱり盛り上がりにくい場所だと思います。
印象に残ったのは、青木選手の1R、2R。特に1Rのアームロック?への入り方は、世界で初なんじゃないでしょうか。練習していたのか、その場のひらめきなのか・・。とりあえずいいもの見せてもらいました。
熱戦が多かったですが、中でも、遠藤vs天突戦は両者の気合が伝わってきてよかったです。
第1試合:
○山本 篤(3R判定)水垣 偉弥×
水垣選手は、終始右のパンチ、特にカウンターでの右狙い。山本選手は、1Rは打撃、2Rの後半からタックル中心に切り替えてテイクダウンを奪う。水垣選手は、最後まで、山本選手の片足タックル(つかんだ足の方に引く動き)に対処できず。
引き出しの多さが勝敗を分けた感じでした。
山本選手は今後も継続して参戦して欲しい。次期挑戦者決定戦の意味合いで大沢選手との試合とか組んで欲しいところ。
第2試合:
△冨樫 健一郎(3R判定)朴 光哲△
スタンドでのパンチ中心。お互い手数は多いが決定打は無し。大振りで見栄えの良いパンチが多かった朴選手と、コツコツ当てた富樫選手。判定は1−1でドロー。
富樫選手は、3Rに、疲れの見える朴選手の打ち終わりを狙って左を伸ばしてかなり当てていたのですが、攻勢に出るのがちょっと遅かったかも。
第3試合:
○遠藤 雄介(3R判定)天突 頑丈×
1R、激しくパンチを打ち合う。遠藤選手優勢。バッティングがあっても両者共それをアピールしない。「倒してやる」という気持ちがお互いから伝わってくる。
2R、天突選手、打撃では不利とみたか、後半からテイクダウン狙い。終盤テイクダウンに成功し、一発パウンドを当てる。
3R、依然として打撃では遠藤選手優勢。天突選手は強引に押し込んでテイクダウン狙い。1年前の再現。違ったのは、遠藤選手が簡単にテイクダウンを許さなかったこと。コーナーでのテイクダウンの攻防は、動きこそ派手ではなかったですが、見ていて力が入りました。
第4試合:
○リオン武(1RKO)阿部裕幸×
阿部選手、ゴングと同時に飛び蹴り。続けて、今成選手式の頭からのスライディングから足関狙い。
足関をしのいだリオン選手がスタンドでペースをつかむ。ジャブ、前蹴りを面白いように当てる。このままいくかと思ったのですが、中盤に阿部選手のパンチが当たってから状況が一変。すかさずパンチの連打で追撃して阿部選手がダウンを奪う。さらに阿部選手はパンチで攻め立てて、KO寸前のように見えたのですが、リオン選手の右ストレートがまともにヒット。阿部選手の倒れ方を見てレフェリーが即ストップ。
めまぐるしく展開が変わる派手な試合でした。
第5試合:
○田村 彰敏(3R判定)不死身夜 天慶×
1R、田村選手が左のロー、ミドル、右のローをテンポよく出し続ける。
2R、天突選手、余裕がなくなったのか、強引に前に出始めるが、田村選手はそこへドンピシャのタイミングでタックル。田村選手がグラウンドでバックについて、スリーパーを狙う時間が長く続く。終盤、不死身夜選手がようやく抜けて、ヒザ十字の体勢に入ったところでラウンド終了。
3R、不死身が大振りのフックの連打で前に出る。田村選手、かなりバテてる様子だが、前回の反省からか、左のガードはなかなか下がらず。
判定は1R、2Rにポイントを取った田村選手の勝利。試合前の煽りビデオ、試合後のインタビューから田村選手の純粋さみたいなのが伝わってきて好感が持てました。
第6試合:
○中蔵 隆志(3R判定)廣田 瑞人×
1R、パンチの攻防。廣田選手もうまいが、中蔵選手もうまい。廣田選手、右のガードが低いのか、中蔵選手の左のパンチがよく当たる。中蔵選手やや優勢。
2R、余裕がなくなった廣田選手が前に出るがパンチはクリーンヒットせず。逆に中蔵選手のワンツーの右がきれいにアゴを捕らえて廣田選手ダウン。
3R、廣田選手が強引に前に出るが中蔵選手はうまくさばく。中蔵選手、後半のコーナーでの攻防時には、モニターに写る残り時間を何度も目にして逃げ切り体勢。
判定は中蔵選手。中蔵選手が廣田選手をちょっとずつ上回るという試合だったと思いますが、同体重で行われた昨日の横田vs帯谷戦と比べると、若干落ちるかなという内容でした。
今日登場したウェルターの選手6人は、組み合わせを変えてまた見てみたい。中蔵vs遠藤の王座戦、朴vs天突、富樫vs廣田とか。
第7試合:
○青木真也(3R判定)菊地 昭×
やっぱり青木選手は凄かった。1R、向き合った状態から飛びついて、右足を菊地選手の背中から回して右腕と脇の間に足を差し込み、自分の手で固めて菊地選手の右腕の自由を奪う。そこから、菊地選手の肩越しに自分の腕を伸ばして菊地選手の右手をつかんで向き合ったままチキンウイングアームロック状態に。かなりエグく曲がるが菊地選手は耐える。そのままグラウンドに以降すると、青木選手今度は三角に。これも深く入ったように見えましたが、菊地選手は耐えて終盤脱出。上になった菊地選手が最後に強いパウンドを1発入れたところでラウンド終了。
2R、菊地選手が足をかけてテイクダウン。青木選手は下から十字。決まりかけるもロープ際だったことが災いしたか逃げられる。
3R、菊地選手のヒザが急所に入って中断。青木選手はその後、コーナーの攻防でコツコツ腿にヒザをもらうも、ポイント的に有利を確信しているのか、特に動きを見せず。
判定は2−1で青木選手。菊地選手に一票入ったのはびっくりでしたが、1R青木、2Rテイクダウンで菊地、3Rヒザで菊地という考え方なのかな・・。
判定決着が多かった今大会、前半は緊張感を持って見られたのですが、後半ちょっと疲れました。7試合で4時間半は長い。最後の2試合で、中蔵選手と、青木選手が、終盤、ポイントリードを守るために安全策を取ったように見えたのもマイナス。
あと会場も、前回よりは客は入ってたと思うのですが、やっぱり盛り上がりにくい場所だと思います。
印象に残ったのは、青木選手の1R、2R。特に1Rのアームロック?への入り方は、世界で初なんじゃないでしょうか。練習していたのか、その場のひらめきなのか・・。とりあえずいいもの見せてもらいました。
熱戦が多かったですが、中でも、遠藤vs天突戦は両者の気合が伝わってきてよかったです。
第1試合:
○山本 篤(3R判定)水垣 偉弥×
水垣選手は、終始右のパンチ、特にカウンターでの右狙い。山本選手は、1Rは打撃、2Rの後半からタックル中心に切り替えてテイクダウンを奪う。水垣選手は、最後まで、山本選手の片足タックル(つかんだ足の方に引く動き)に対処できず。
引き出しの多さが勝敗を分けた感じでした。
山本選手は今後も継続して参戦して欲しい。次期挑戦者決定戦の意味合いで大沢選手との試合とか組んで欲しいところ。
第2試合:
△冨樫 健一郎(3R判定)朴 光哲△
スタンドでのパンチ中心。お互い手数は多いが決定打は無し。大振りで見栄えの良いパンチが多かった朴選手と、コツコツ当てた富樫選手。判定は1−1でドロー。
富樫選手は、3Rに、疲れの見える朴選手の打ち終わりを狙って左を伸ばしてかなり当てていたのですが、攻勢に出るのがちょっと遅かったかも。
第3試合:
○遠藤 雄介(3R判定)天突 頑丈×
1R、激しくパンチを打ち合う。遠藤選手優勢。バッティングがあっても両者共それをアピールしない。「倒してやる」という気持ちがお互いから伝わってくる。
2R、天突選手、打撃では不利とみたか、後半からテイクダウン狙い。終盤テイクダウンに成功し、一発パウンドを当てる。
3R、依然として打撃では遠藤選手優勢。天突選手は強引に押し込んでテイクダウン狙い。1年前の再現。違ったのは、遠藤選手が簡単にテイクダウンを許さなかったこと。コーナーでのテイクダウンの攻防は、動きこそ派手ではなかったですが、見ていて力が入りました。
第4試合:
○リオン武(1RKO)阿部裕幸×
阿部選手、ゴングと同時に飛び蹴り。続けて、今成選手式の頭からのスライディングから足関狙い。
足関をしのいだリオン選手がスタンドでペースをつかむ。ジャブ、前蹴りを面白いように当てる。このままいくかと思ったのですが、中盤に阿部選手のパンチが当たってから状況が一変。すかさずパンチの連打で追撃して阿部選手がダウンを奪う。さらに阿部選手はパンチで攻め立てて、KO寸前のように見えたのですが、リオン選手の右ストレートがまともにヒット。阿部選手の倒れ方を見てレフェリーが即ストップ。
めまぐるしく展開が変わる派手な試合でした。
第5試合:
○田村 彰敏(3R判定)不死身夜 天慶×
1R、田村選手が左のロー、ミドル、右のローをテンポよく出し続ける。
2R、天突選手、余裕がなくなったのか、強引に前に出始めるが、田村選手はそこへドンピシャのタイミングでタックル。田村選手がグラウンドでバックについて、スリーパーを狙う時間が長く続く。終盤、不死身夜選手がようやく抜けて、ヒザ十字の体勢に入ったところでラウンド終了。
3R、不死身が大振りのフックの連打で前に出る。田村選手、かなりバテてる様子だが、前回の反省からか、左のガードはなかなか下がらず。
判定は1R、2Rにポイントを取った田村選手の勝利。試合前の煽りビデオ、試合後のインタビューから田村選手の純粋さみたいなのが伝わってきて好感が持てました。
第6試合:
○中蔵 隆志(3R判定)廣田 瑞人×
1R、パンチの攻防。廣田選手もうまいが、中蔵選手もうまい。廣田選手、右のガードが低いのか、中蔵選手の左のパンチがよく当たる。中蔵選手やや優勢。
2R、余裕がなくなった廣田選手が前に出るがパンチはクリーンヒットせず。逆に中蔵選手のワンツーの右がきれいにアゴを捕らえて廣田選手ダウン。
3R、廣田選手が強引に前に出るが中蔵選手はうまくさばく。中蔵選手、後半のコーナーでの攻防時には、モニターに写る残り時間を何度も目にして逃げ切り体勢。
判定は中蔵選手。中蔵選手が廣田選手をちょっとずつ上回るという試合だったと思いますが、同体重で行われた昨日の横田vs帯谷戦と比べると、若干落ちるかなという内容でした。
今日登場したウェルターの選手6人は、組み合わせを変えてまた見てみたい。中蔵vs遠藤の王座戦、朴vs天突、富樫vs廣田とか。
第7試合:
○青木真也(3R判定)菊地 昭×
やっぱり青木選手は凄かった。1R、向き合った状態から飛びついて、右足を菊地選手の背中から回して右腕と脇の間に足を差し込み、自分の手で固めて菊地選手の右腕の自由を奪う。そこから、菊地選手の肩越しに自分の腕を伸ばして菊地選手の右手をつかんで向き合ったままチキンウイングアームロック状態に。かなりエグく曲がるが菊地選手は耐える。そのままグラウンドに以降すると、青木選手今度は三角に。これも深く入ったように見えましたが、菊地選手は耐えて終盤脱出。上になった菊地選手が最後に強いパウンドを1発入れたところでラウンド終了。
2R、菊地選手が足をかけてテイクダウン。青木選手は下から十字。決まりかけるもロープ際だったことが災いしたか逃げられる。
3R、菊地選手のヒザが急所に入って中断。青木選手はその後、コーナーの攻防でコツコツ腿にヒザをもらうも、ポイント的に有利を確信しているのか、特に動きを見せず。
判定は2−1で青木選手。菊地選手に一票入ったのはびっくりでしたが、1R青木、2Rテイクダウンで菊地、3Rヒザで菊地という考え方なのかな・・。
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