両チームの特色が出た試合。パスを回してドリブルからの突破を目指すアルゼンチンと、ボールを奪ってからの速攻を狙うチェコ。

前半は、ボールを支配する時間はアルゼンチンが長いものの、ややチェコペース。

先制したのはチェコ。後半、カローダからのパスをDFを背にして受けたフェニンが素早く反転してボレー。ゴール隅に決まるスーパーゴール。フェニンは準決勝でもいい動き見せてました。今後楽しみな選手。

アルゼンチンもすぐさま点を取り返す。バネガがボールを持ったところでチェコのDF4人の間にポッカリとスペースが空く。そのスペースに入ったのはアグエロ。キーパーとの1対1を落ち着いて決めて同点。

同点になってからは完全にアルゼンチンペース。ドリブルで仕掛けまくる。決勝点はCKから。ショートコーナーを受けたサラテが持ち込んで斜め45度の位置からゴール隅にシュート。

勝ち越し後、アルゼンチンは慎重に時間を使ってそのままタイムアップ。

アルゼンチン2−1の勝利。見事2連覇を果たしました。

アルゼンチンの試合は準々決勝からの3試合見ましたが、良かったのはCBのファジオ。高いだけじゃなくて速い。日本で言うと中澤選手のようなタイプ。

攻撃陣で良かったのはモラレス。「俺が俺が」のアルゼンチン攻撃陣の中で、回りをしっかり使えてました。ドリブルも魅力。

決勝で良く見えたのはバネガ。インターセプトから攻めあがって決定的なパス。当たりにも強い。良い時の稲本選手のような感じでした。

注目のアグエロは、確かに1対1は強いけど、自分での突破にこだわりすぎるシーンが目立ちました。決勝で点を取るあたりはさすがだけど、もうちょっとアシストする気持ちがあればなお良い。

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