9/22 修斗@後楽園ホール
2007年9月22日 格闘技観戦■9/22 修斗@後楽園ホール
面白かったです。客も入ってて雰囲気良かったし、試合前の煽りVも定着して楽しみやすくなってるし。
特に良かったのは太田vs粕谷と山本vs徹の3R。
太田vs粕谷戦は、粕谷選手の最近の力強い闘いぶりから完勝すると思っていたのですが、今日は太田選手の首相撲からのヒザ作戦がはまった感じ。ビッグサプライズ。
山本vs徹戦は、地味だったですが組んでのヒザ、投げの攻防とグラウンドでのポジショニングは見ごたえありました。
門脇選手歓喜の男泣きも印象に残りました。宇野選手、五味選手もそうでしたが、日本人にとってはルミナ戦というのは特別なものがあるんでしょう。
他で目立ったのは、漆谷選手の逃げながらも自分の攻撃だけは当てていくスタイル。個人的にはそれほど好きではないですが、このスタイルで勝つところまで持っていく技術とスピードは本当に凄い。このままとことん突き詰めて欲しいです。
あと残念だったのは大沢選手。膝蹴りで全体的にはペースをつかみながらも、リマ選手のパンチの強さとタフさ・粘りの前にポイントを取りきれず。
試合以外良かったのはパンフレット。毎年恒例の全日本アマ修斗の展望が載っているのですが、これ読むだけで選手が育っているのが分かってワクワクします。これだけアマが充実していればプロ修斗がすぐに失速することはなさそうです。
第1試合:
○山崎昭博(2R判定)屋宮ハント×
1R、屋宮選手投げて上に。スタンドに戻る。山崎選手、屋宮をつぶして上に。山崎選手マウントを奪うが屋宮に立たれる。屋宮選手、後半にはバックから腕十字を狙う場面も。
2R、屋宮選手が組んでから山崎選手を持ち上げてテイクダウンするがブレイク。山崎選手、上を取ってからサイド→マウント→十字→足関と攻めて判定勝利。
敗れた屋宮選手は組んでから相手を浮かせてテイクダウンする技術が良かったです。
第2試合:
○扇久保博正(1Rスリーパーホールド)田村和也×
扇久保選手、田村選手の左フックに合わせてタックル→テイクダウン。扇久保選手パウンドが力強い。田村選手も下から殴る。扇久保選手、サイド→マウント→バックとポジションを奪う。田村選手回転して逃げようとするが扇久保選手バックをキープ。そのままバックからのスリーパーで一本。
扇久保選手、これまでのテイクダウン力に加え今回はパウンドの強さを見せてくれました。
第3試合:
○太田拓巳(1RTKO)粕谷さかえ×
太田選手、近づいて首相撲からボディーへのヒザを2発。さらに今度はアゴへのヒザ。これがきれい入る。粕谷選手、力無くタックル。太田選手、これをつぶしてパウンド連打したところでレフェリーストップ。
太田選手素晴らしい勝利。今回はヒザ以外の部分が見られなかったので次戦以降で他の部分の実力も見せて欲しいところ。
粕谷選手、個人的にはクラスAでの試合を見たいと思っていたのですがまさかの敗戦。力はあると思うので、積極的に試合して勝ち星重ねて欲しい。
第4試合:
○室伏シンヤ(2R判定)ATCHアナーキー×
基本的にはスタンドの展開。室伏選手がリーチ差を活かしてパンチ、蹴りを当てる。ATCH選手は基本的に左の一発狙い。
手数で優った室伏選手の勝利。室伏選手、見事な勝利でしたが、タックルに行って切られた後簡単に下になるのが気になりました。
第5試合:
○井口 攝(3R判定)秋本じん×
1R、秋本選手パンチからタックル、コーナーに押し込んでヒザをコツコツ当てる。井口選手、首投げから袈裟の体勢を2度作る。秋本選手、引き込んでからの足関狙い。井口選手はフロントチョークを狙う場面あり。このラウンドは甲乙つけがたい。
2R、井口選手、秋本選手のタックルをつぶして上。秋本選手下からヒール狙い。井口選手もアンクル狙う。秋本選手が上に。井口選手オモプラッタから足関狙い。秋本選手、上四方の体勢になるが有効な攻撃だせず。このラウンドも微妙。
3R、井口選手、組んでから崩して上に。上からコツコツ殴る。終盤、秋本選手は下から、井口選手は上から、両者同時に足関を狙う。
3Rに上を取った井口選手が2−0で判定勝利。
第6試合:
○山本 篤(3R判定)徹肌ィ郎×
1R、組んでから投げ、ヒザの攻防。打撃では山本選手の右ローが目立つ。山本選手、左のジャブよく出る。当たってはいないが左フックも鋭い。
2R、徹選手が足を掛けてテイクダウンに成功。山本選手下から蹴ってそのまま後転して立ち上がることに成功。山本選手投げるがスタンドに戻る。
3R、徹選手が投げるが立たれる。今度は山本選手が上。徹選手フットチョーク狙い。惜しいところまでいったように見えたが極まらず。スタンドに戻る。徹選手組んでからひねり倒すが山本選手立ち上がる。山本選手、パンチに合わせてタックルからテイクダウンに成功。
判定は山本選手。圧倒したと印象は無かったが危ない場面もなかった。修斗参戦後の山本選手の試合はどれも緊張感があって面白い。次は大沢選手との試合を激しく希望します。
第7試合:
○門脇英基(1Rスリーパーホールド)佐藤ルミナ×
門脇選手の左ジャブが当たってルミナ選手バランスを崩す。門脇選手すかさず間合いをつめてテイクダウン。ルミナ選手下から仕掛け続けるも門脇選手冷静にさばいて上キープ。門脇選手上四方の体勢へ。ルミナ選手が体を起こすことに成功し、組み付こうとしたところへ、門脇選手はうまく背後に回って門脇スペシャルで一本。
予想されたことではあったけど悲しい結末。試合前の煽りVの中でルミナ選手が「門脇選手を完封できればトップの一人である証明になると思う」みたいなことを語っていたが、この完敗で、逆に「トップの実力は無い」ことが証明されたかもしれない。個人的には今でも好きな選手なので頑張って欲しいが、今後の闘いは一層厳しいものになることが予想される。
門脇選手、戦績的には安定してないけど実力は間違いなくあるはず。次は不死身夜選手との試合が見たいところ。
第8試合:
○ダニエル・リマ(3R判定)大沢ケンジ×
1R、足を止めての殴り合い。リマ選手優勢だったが、大沢選手の左ヒザで流れが変わる。大沢選手はひたすら左ヒザ狙い。リマ選手、ヒザへの対処できないが、あきらめずフックを繰り出して大沢選手を攻める。ポイントは微妙なところ。
2R、大沢選手はとにかく首相撲からヒザ狙い。大沢選手パンチでも優勢に立ったかと思ったが、リマ選手も後半から盛り返し、パンチで前に出始める。このラウンドもポイントは微妙。やや大沢選手か。
3R、組んでお互い投げを狙ったが上になったのはリマ選手。リマ選手がそのまま上をキープ。このラウンドはリマ選手。
判定は2−1でリマ選手。リマ選手、ヒザを無茶苦茶もらいながらも諦めなかったことが勝利につながった感じ。
第9試合:
○漆谷康宏(3R判定)マモル×
終始スタンドの展開。漆谷選手はいつもどおり下がりながら相手の攻撃はかわして自分の攻撃は当てる。漆谷選手の左ミドルが目立つ。マモル選手はその左ミドルをつかんで間合いをつめようとするが捕まえきれない。マモル選手は右ミドルで対抗するが、最後まで自分のペースには持ち込めなかった。
判定は漆谷選手。完勝と言ってもいい内容。見ていて盛り上がるスタイルではないけど、このまま勝ち続けて文句を言わせないところまで行って欲しいと思う。
面白かったです。客も入ってて雰囲気良かったし、試合前の煽りVも定着して楽しみやすくなってるし。
特に良かったのは太田vs粕谷と山本vs徹の3R。
太田vs粕谷戦は、粕谷選手の最近の力強い闘いぶりから完勝すると思っていたのですが、今日は太田選手の首相撲からのヒザ作戦がはまった感じ。ビッグサプライズ。
山本vs徹戦は、地味だったですが組んでのヒザ、投げの攻防とグラウンドでのポジショニングは見ごたえありました。
門脇選手歓喜の男泣きも印象に残りました。宇野選手、五味選手もそうでしたが、日本人にとってはルミナ戦というのは特別なものがあるんでしょう。
他で目立ったのは、漆谷選手の逃げながらも自分の攻撃だけは当てていくスタイル。個人的にはそれほど好きではないですが、このスタイルで勝つところまで持っていく技術とスピードは本当に凄い。このままとことん突き詰めて欲しいです。
あと残念だったのは大沢選手。膝蹴りで全体的にはペースをつかみながらも、リマ選手のパンチの強さとタフさ・粘りの前にポイントを取りきれず。
試合以外良かったのはパンフレット。毎年恒例の全日本アマ修斗の展望が載っているのですが、これ読むだけで選手が育っているのが分かってワクワクします。これだけアマが充実していればプロ修斗がすぐに失速することはなさそうです。
第1試合:
○山崎昭博(2R判定)屋宮ハント×
1R、屋宮選手投げて上に。スタンドに戻る。山崎選手、屋宮をつぶして上に。山崎選手マウントを奪うが屋宮に立たれる。屋宮選手、後半にはバックから腕十字を狙う場面も。
2R、屋宮選手が組んでから山崎選手を持ち上げてテイクダウンするがブレイク。山崎選手、上を取ってからサイド→マウント→十字→足関と攻めて判定勝利。
敗れた屋宮選手は組んでから相手を浮かせてテイクダウンする技術が良かったです。
第2試合:
○扇久保博正(1Rスリーパーホールド)田村和也×
扇久保選手、田村選手の左フックに合わせてタックル→テイクダウン。扇久保選手パウンドが力強い。田村選手も下から殴る。扇久保選手、サイド→マウント→バックとポジションを奪う。田村選手回転して逃げようとするが扇久保選手バックをキープ。そのままバックからのスリーパーで一本。
扇久保選手、これまでのテイクダウン力に加え今回はパウンドの強さを見せてくれました。
第3試合:
○太田拓巳(1RTKO)粕谷さかえ×
太田選手、近づいて首相撲からボディーへのヒザを2発。さらに今度はアゴへのヒザ。これがきれい入る。粕谷選手、力無くタックル。太田選手、これをつぶしてパウンド連打したところでレフェリーストップ。
太田選手素晴らしい勝利。今回はヒザ以外の部分が見られなかったので次戦以降で他の部分の実力も見せて欲しいところ。
粕谷選手、個人的にはクラスAでの試合を見たいと思っていたのですがまさかの敗戦。力はあると思うので、積極的に試合して勝ち星重ねて欲しい。
第4試合:
○室伏シンヤ(2R判定)ATCHアナーキー×
基本的にはスタンドの展開。室伏選手がリーチ差を活かしてパンチ、蹴りを当てる。ATCH選手は基本的に左の一発狙い。
手数で優った室伏選手の勝利。室伏選手、見事な勝利でしたが、タックルに行って切られた後簡単に下になるのが気になりました。
第5試合:
○井口 攝(3R判定)秋本じん×
1R、秋本選手パンチからタックル、コーナーに押し込んでヒザをコツコツ当てる。井口選手、首投げから袈裟の体勢を2度作る。秋本選手、引き込んでからの足関狙い。井口選手はフロントチョークを狙う場面あり。このラウンドは甲乙つけがたい。
2R、井口選手、秋本選手のタックルをつぶして上。秋本選手下からヒール狙い。井口選手もアンクル狙う。秋本選手が上に。井口選手オモプラッタから足関狙い。秋本選手、上四方の体勢になるが有効な攻撃だせず。このラウンドも微妙。
3R、井口選手、組んでから崩して上に。上からコツコツ殴る。終盤、秋本選手は下から、井口選手は上から、両者同時に足関を狙う。
3Rに上を取った井口選手が2−0で判定勝利。
第6試合:
○山本 篤(3R判定)徹肌ィ郎×
1R、組んでから投げ、ヒザの攻防。打撃では山本選手の右ローが目立つ。山本選手、左のジャブよく出る。当たってはいないが左フックも鋭い。
2R、徹選手が足を掛けてテイクダウンに成功。山本選手下から蹴ってそのまま後転して立ち上がることに成功。山本選手投げるがスタンドに戻る。
3R、徹選手が投げるが立たれる。今度は山本選手が上。徹選手フットチョーク狙い。惜しいところまでいったように見えたが極まらず。スタンドに戻る。徹選手組んでからひねり倒すが山本選手立ち上がる。山本選手、パンチに合わせてタックルからテイクダウンに成功。
判定は山本選手。圧倒したと印象は無かったが危ない場面もなかった。修斗参戦後の山本選手の試合はどれも緊張感があって面白い。次は大沢選手との試合を激しく希望します。
第7試合:
○門脇英基(1Rスリーパーホールド)佐藤ルミナ×
門脇選手の左ジャブが当たってルミナ選手バランスを崩す。門脇選手すかさず間合いをつめてテイクダウン。ルミナ選手下から仕掛け続けるも門脇選手冷静にさばいて上キープ。門脇選手上四方の体勢へ。ルミナ選手が体を起こすことに成功し、組み付こうとしたところへ、門脇選手はうまく背後に回って門脇スペシャルで一本。
予想されたことではあったけど悲しい結末。試合前の煽りVの中でルミナ選手が「門脇選手を完封できればトップの一人である証明になると思う」みたいなことを語っていたが、この完敗で、逆に「トップの実力は無い」ことが証明されたかもしれない。個人的には今でも好きな選手なので頑張って欲しいが、今後の闘いは一層厳しいものになることが予想される。
門脇選手、戦績的には安定してないけど実力は間違いなくあるはず。次は不死身夜選手との試合が見たいところ。
第8試合:
○ダニエル・リマ(3R判定)大沢ケンジ×
1R、足を止めての殴り合い。リマ選手優勢だったが、大沢選手の左ヒザで流れが変わる。大沢選手はひたすら左ヒザ狙い。リマ選手、ヒザへの対処できないが、あきらめずフックを繰り出して大沢選手を攻める。ポイントは微妙なところ。
2R、大沢選手はとにかく首相撲からヒザ狙い。大沢選手パンチでも優勢に立ったかと思ったが、リマ選手も後半から盛り返し、パンチで前に出始める。このラウンドもポイントは微妙。やや大沢選手か。
3R、組んでお互い投げを狙ったが上になったのはリマ選手。リマ選手がそのまま上をキープ。このラウンドはリマ選手。
判定は2−1でリマ選手。リマ選手、ヒザを無茶苦茶もらいながらも諦めなかったことが勝利につながった感じ。
第9試合:
○漆谷康宏(3R判定)マモル×
終始スタンドの展開。漆谷選手はいつもどおり下がりながら相手の攻撃はかわして自分の攻撃は当てる。漆谷選手の左ミドルが目立つ。マモル選手はその左ミドルをつかんで間合いをつめようとするが捕まえきれない。マモル選手は右ミドルで対抗するが、最後まで自分のペースには持ち込めなかった。
判定は漆谷選手。完勝と言ってもいい内容。見ていて盛り上がるスタイルではないけど、このまま勝ち続けて文句を言わせないところまで行って欲しいと思う。
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