クロアチアが2−1で勝利。クロアチアは、前半スルナのゴールで先制。後半もオリッチのゴールでリードを広げ、1点差に詰め寄られたが逃げ切った。ドイツは特に前半精彩を欠いた。前戦とは別のチームのようだった。後半、ラームが左サイドに入ってから(ヤンセンに替えてオドンコール投入。オドンコールが右MF、フリッツ右SB、ラームが左SBに入ってから)はペースを掴んだが、追いつくことはできなかった。

クロアチアの1点目は前半23分。左サイドのラキティッチが中央のオリッチにパス。ここでパスを出したラキティッチが中に切れ込んだ動きが効いた(DF2人も中へ動いた)。ポストになったオリッチがフリーになった左サイドのプラニッチへ。プラニッチが上げたクロスをスルナが決めた。ドイツはヤンセンがケアしていたが、先にボールに触ったのは後ろから走りこんだスルナだった。

クロアチアの2点目はラッキーな得点。ラキティッチが右サイドから入れたセンタリングがポドルスキーに当たってコースが変わり、ドイツゴールのポストへ。跳ね返ったボールはオリッチの前に。オリッチが冷静にゴールに流し込んだ。

ドイツの得点は後半33分。ラームからのクロスをバラックがヘッド。こぼれたボールをポドルスキーが豪快に蹴り込んだ。

クロアチアで良かったのはオリッチ。豊富な運動量で数多くのチャンスを作った。左サイドのラキティッチ、プラニッチ、右サイドのスルナ、チョルルカのサイド攻撃も目立った。クラニチャールは何度かあった決定機で外していた。

ドイツで良かったのは何と言ってもラーム。後半左サイドに入ってからは素晴らしいの一言。クロス、ドリブル、パス、ミドル。プレーの選択肢が多く、かつ、その判断が早くて正確。ポドルスキーとの関係も良く、後半ラームにボールが渡ったときは、ほとんどチャンスになっていた。次戦は最初から左SBで使われそうだ。シュバインシュタイガーは今回も途中出場したが、終了間際、相手を手で押し倒してレッドカードを受けた。

クロアチア先発(4−2−3−1):
FW オリッチ
MF ラキティッチ、クラニチャール、スルナ
MF ニコ・コヴァチ、モドリッチ
DF プラニッチ、シムニッチ、ロベルト・コヴァチ、チョルルカ
GK プラティコサ

ドイツ先発(4−4−2):
FW クローゼ、ゴメス
MF ポドルスキー、フリッツ
MF バラック、フリンクス
DF ヤンセン、メツェルダー、メルテザッカー、ラーム
GK レーマン

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