イタリアが2−0で勝利。フランスは開始早々、主力のリベリが負傷交代、さらに前半、アビダルがFKを与えると共に退場。これでほぼ勝負有り。イタリアのワンサイドゲームで、試合としてはあまり面白くはなかった。

イタリアの先制点はピルロのPK。ピルロがゴール前のトーニへパス。アビダルがトーニを倒してしまった。トーニの長い足をギリギリに伸ばしてのトラップが見事だった。

イタリアは、11対10になった後、しばらくは猛攻を続けたが、その後はかなりペースを落とした。後半、カッサーノがクレルクに倒されて得たFKを、デロッシが決めた(壁のアンリが出した足に当たってコースが変わってゴール)。気になったのはトーニの決定力の無さ。何度となくあった決定機をことごとく外した。ただしフィニッシュ以外の動きは良いので、これだけチャンスを作っていればそのうち点は取れるかもしれない。

フランスはこれでグループリーグ敗退。この試合では早々に負傷交代してしまったが、今大会で良かったと思えるのはリベリ。後は、ボランチに入ったトゥララン。逆に期待外れに終わったのはベンゼマ、アネルカのFWコンビだった。

イタリア先発(4−3−1−2):
FW カッサーノ、トーニ
MF ペロッタ
MF ガットゥーゾ、デロッシ、ピルロ
DF グロッソ、キエッリーニ、パヌッチ、ザンブロッタ
GK ブッフォン

フランス先発(4−4−2):
FW アンリ、ベンゼマ
MF リベリ、ゴブ
MF マケレレ、トゥララン
DF エヴラ、アビダル、ギャラス、クレルク
GK クペ

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