1-1で引き分け。日本は、かなりメンバーを替えてきた。両チームともトーナメント進出を決定しているということで、消化試合とは言わないまでも、疲労・故障のある選手を下げ、新しい選手を試す余裕はあったようだ。以下先発。

FW 遠藤
MF 鈴木、小暮、水沼
MF 香川、下田
DF 鎌田、薗田、村松、吉田
GK 松本

前半は、ややサウジペース。日本は、バタバタしていて、ロングボールを蹴ってボールを失うか、香川が持ちすぎてボールを失うという展開。

後半、サウジのロングスローから日本失点。GKが飛び出したがボールに触れず、こぼれたボールを押し込まれた。GKの明らかなミス。

失点直後、絶好機(遠藤が頭で落としたボールを水沼がシュート)が訪れたが、ボールはポスト直撃で得点できず。嫌なムードが漂ったが、数分後、フリーになった香川からのパスを水沼が豪快に蹴りこんで追いついた。

1-1になってからは日本ペース。サウジの運動量が落ちたのか、中盤で香川が余裕を持って前を向けるようになり、リズムが生まれる。両サイドバックもようやく上がれるようになった。何度かチャンスを作ったが追加点は奪えず試合終了。サウジの選手は個人技に優れていたが、前戦のイランほど激しくなかった。

遠藤: ボールを触る機会が少なかった。
鈴木: 目立たず。
小暮: 目立たず。もっとボールを持つ場面を見たかった。
水沼: 確実に戦力として計算できる選手。好きです。
香川: 諸刃の剣。前半は持ちすぎでボール失う場面目立った。
下田: 守備で効いていた。
鎌田: 目立たず。パスミスする場面も。
薗田: 危なっかしい対応も。
村松: 日本の守備の要。上背はないが勘、反応が良い。
吉田: 目立たず。
松本: 失点シーンはいただけない。

日本はAグループ1位通過決定。次はトーナメント準々決勝。U-20W杯の出場権を賭けた大一番。相手は韓国かイラクか。どちらが出てきても厳しい戦いになりそう。

香川は予定通り、この試合で日本に帰国。次戦、左サイドは鈴木が入りそうだが、個人的には、柿谷が出られる体調であれば、柿谷をFWではなく左MFに入れて、FWには今大会好調の永井という布陣を見てみたい。

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