1−1で引き分け。

終始フランス優勢だったが追いつく韓国しぶとい。両チームともこれといった見せ場無し。あまり面白くない試合。試合をみて面白く感じるか、緊張感を感じるかは、見る人の気の持ちよう拠るところが非常に大きいのかもしれない。

ジダンはほとんど仕事させてもらえず。その分マルダとヴィルトールが動けたか。途中から入ったリベリは良く見えた。
0−0で引き分け。

日本は頑張ったと思う。川口は前の試合に続いて素晴らしかったし、中澤も頑張った。中田の運動量も凄かった。あとは後半6分あたりのチャンスに柳沢が決めてくれてれば・・。柳沢一人を責めては可哀想だが、あれはFWとしては本当に決めて欲しかった。
1−1で引き分け。

退場者3人。とにかく荒れに荒れた試合。そして審判の判定がいかに重要かが分かった試合。

イタリアは、アメリカに退場者2人目が出るまでは全く良さが見られず。アメリカは、前半激しい守備とレイナからのパスを中心に攻めるも、クロスの精度、フィニッシュが悪かった。後半ビーズリーのゴールは決まったかと思ったが・・。

この組はイタリアが勝ち点4、チェコが3、ガーナが3、アメリカが1。最終戦の組み合わせはイタリア-チェコ、ガーナ-アメリカ。得失点差の関係でイタリアは有利そうだが。
2−0でガーナが勝利。

チェコにとっては、コレル欠場も大きかったと思いますが、先取点を試合早々に取られたのが全てだったような気がします。あせって攻めてるようなかんじでした。チェコらしいダイレクトパス交換からの攻めがみられたのは、前半42分あたりと後半10分あたりのチャンスくらい。点を取ろうと飛ばしたせいか、試合終盤はバテバテ。GKチェフは再三再四スーパーセーブを見せるも及ばず2失点。DFラインがもろかったのも気になります。

これでチェコは得失点差+1で次戦イタリア。ガーナは得失点差0で次戦アメリカ。どちらが抜けるか最終戦が楽しみ。
2−0でポルトガル勝利。

超絶ゴール連発のアルゼンチン戦や激しかったオランダ戦の後にみたせいか、あまり面白さは感じませんでした。

とりあえずデコ、フィーゴはやっぱり良い選手だなと。クリスティアーノ・ロナウドも、ちょっとやりすぎ感はありますが嫌いではないです。攻撃の選手は、無難な選手よりも、多少ミスはあってもチャンスを作れる選手が必要になると思うし。
2−1でオランダ勝利。

両チームともゲームメーカー的な選手がいないせいでしょうか、落ち着く時間のない激しい試合でした。

オランダは、押されつつもファンペルシ、ロッベンの個人の力で勝利。組織的な攻めはまだあまり見られませんが、見方によっては、周りの出来に左右されない分だけ、個人に頼る攻めは一番安定して力を発揮できると言えるのかも。

コートジボアールは、攻めながらも勝てず。終了間際の怒濤の攻めは迫力ありました。審判の判定がオランダよりのかんじでちょっとかわいそうでした。
6−0でアルゼンチン勝利。

もう言うことはありません。サビオラ、クレスポ、リケルメ、マキシロドリゲス、カンビアッソ、テベス、メッシみんな素晴らしかった。特に2点目は、あまりの美しさにテレビの前で叫んじゃいましたよ。

ほぼ予選抜けを決めたことで、対オランダ戦のやる気が若干落ちそうなのは残念ですが、アルゼンチンは今日の出来を維持できれば上位にもいけそう。心配があるとすれば、トーナメントに入ってからのDF陣の警告。ファールで止める傾向があるような気がするので、1回戦、2回戦あたりは大丈夫そうですが、それ以降累積で出場停止とかになりそう。

セルビア・モンテネグロは、オランダ戦に続いてジョルジェビッチがちょっと目立ったくらい。あと、途中から入ったリュボヤもスピードあって面白そうでしたが。
1−0でスウェーデン勝利。

前半、スウェーデンはユングベリを中心にボールを持ってとにかく攻めるが決定的なチャンスは少なく点につながらない。

後半開始直後はパラグアイが攻めるが、徐々にまたスウェーデンが攻勢に。途中で入ったアルバエク、決定的なチャンス2回あるも決められず。このまま引き分けかと思われた終盤に、ユングベリがゴール。選手交代とシステム変更が当たった形。先発のカールストレムの存在感が薄かったので、次戦以降、ユングベリが真ん中でもいいかも。

スウェーデン先発(4−4−2):
【FW】イブラヒモビッチ、ラーション
【MF】ユングベリ、カールストレム、ウィルヘルムソン
【守備的MF】リンデロート
【DF】エドマン、ルシッチ、メルベリ、アレクサンデション
1−0でドイツ勝利。

この試合、ドイツは良かったと思います。バラックから良質なパスは出るし、クローゼの動きもいい。両サイドも良く上がる。特に左サイドにラームの出来は素晴らしかったと思います。これで怪我人だから驚き。
1−0でブラジル勝利。

クロアチアは守備が激しい。ブラジル相手にあまり決定的なチャンスをつくらせず。攻撃では、プルショの動きがとにかく目立ってました。運動量、スピード、強さ、日本は相当手を焼かされそうです。

ブラジルは、ロナウドの動きの少なさが目立ってしょうがなかったです。もともとそういうタイプと言われればそれまでですが、相当ひどかったと思います。
0−0で引き分け。

ボールを支配する時間が若干長いのはフランス。スイスは積極的な守備からボールを奪っての速攻狙い。スイスの方に決定的なチャンスがいくつか。特に前半のフリーキックからのチャンスを逃したのは大きかった。フリーで飛び込んだ二人がどちらも触れなかった上、跳ね返ったボールも押し込めず。

フランスは、ハンドを取ってもらえなかったのは不運。守備陣は、クロス等の浮いた玉への処理に不安がある感じ。ジダンは、全盛期と比べてどうかというのはさておき、今でも十分素晴らしい選手だと思います。
3−0でチェコ勝利。

チェコ完勝。決定機がそれほど多くないのにしっかり決めてくるあたり、強豪といわれる国とそうでない国の決定力の差を感じました。日本の試合の後だっただけに。

チェコは、ボールを奪ってからの動きが多く、そして早い。特にネドベドの運動量は凄いの一言。試合を決めたのはロシツキーでしたが、ネドベドの存在感もそれに劣らないくらい目立ってました。あとは、右SBのグリゲラも良かったと思います。

アメリカは、レイナに惜しいシュートが一本あったくらいで、ほとんどチャンスらしいチャンス作れず。アメリカの出来が悪かったのか、チェコの守備が良かったのか・・。

チェコ先発(4−1−4−1?):
【FW】コレル
【MF】プラシル、ネドベド、ロシツキ、ポボルスキ
【守備的MF】ガラーセク
【DF】ヤンクロフスキ、ウィルファルシ、ロゼナル、グリゲラ

アメリカ先発(4−4−2?):
【FW】マクブライド、ドノバン
【攻撃的MF】コンビー、ビーズリー
【守備的MF】マストロエニ、レイナ
【DF】ルイス、オニュー、ポープ、チェルンドロ
1−3で日本敗戦。

僕の戦前の予想は引き分け。この試合の結果にかかわらず、予選突破は難しいと考えていたので、この敗戦はそれほど驚くようなものではなかったはずなのだが、やっぱり悔しい。

川口は1点目の失点シーン以外は本当に良かった。中澤も凄く頑張っていた。FW陣も、言われてるほど決定的な場面ではずした訳ではないと思うし、いつものことだ。なにより、高原、柳沢が今の日本のベストのFWなのだから、しょうがないという他ない。ひとつ納得いかなかったのは(守備をするイメージのない)小野起用だが、それもはっきり悪い交代と言えない。結局のところ、精神面を含めてこれが日本の実力ということなんだろう。

残り2戦、得失点差を考えると、予選突破をするには非常に厳しい状況に置かれたことは間違いないと思うが、選手にはあきらめない気持ちを持って闘って欲しい。アジアカップのときだって、ほぼ可能性のない状況から優勝できたのだから。
2−0でイタリア勝利。イタリアの安定感を感じた試合。

前半、イタリアはトッティからのスルーパスを中心に攻める。トニの動きがとにかく目立つ。ガーナは、後ろの選手が長い距離ドリブルで走ったときにチャンスができるが、最後のシュートの精度がとにかく悪い。キーパーの動きにも不安を感じる。

後半、ガーナはほとんどチャンスを作れず。イタリアもそれほどチャンスは多くなかったが、相手のミスをしっかりモノにする。途中から入ったカモラネージも良かったと思います。

イタリアとチェコの試合が楽しみになってきました。3戦目なので消化試合になる可能性はあるけど・・。

イタリア先発(4−4−2):
【FW】トニ、ジラルディーノ
【MF】デロッシ、トッティ、ペロッタ
【守備的MF】ピルロ
【DF】グロッソ、カンナバロ、ネスタ、ザッカルロ

ガーナ先発(4−4−2?):
【FW】ギャン、アモア
【MF】ムンタリ、エッシェン、アッピア
【守備的MF】アッド
【DF】パープー、クフォー、メンサー、パンツィル
1−0でオランダ勝利。

オランダはとにかくロッベンにつきる。逆にいうとロッベン以外は特に目立たなかったわけだが、全体的にスピード感とパワーは感じた。

セルビア・モンテネグロはこれといった攻めの形が作れず。ジョルジェビッチは良かったと思うが。

普段サッカー見ないので、名前と顔とポジションが一致する選手なんてほとんどいない。以下両チームスタメン選手。自分用メモです。

オランダ:
【FW】ロッベン、ファンニステルローイ、ファンペルシー
【MF】コク、スナイデル、ファンボメル
【DF】ファンブロンクホルスト、マタイセン、オーイエル、ヘイティンガー
【GK】ファンデルサール

セルビア・モンテネグロ:
【FW】ケジュマン、ミロシェビッチ
【MF】ジョルジェビッチ、ナジ、ドゥリャイ、スタンコビッチ
【DF】ドラグティノビッチ、クルスタイッチ、ガブランチッチ、ジョルジェビッチ
【GK】イェブリッチ
第1試合:
△浅野倫久(2R判定)ジョン・ロバート△
スタンドのパンチで勝負したそうな浅野選手と、どちらかというとグラウンドで勝負したそうなロバート選手。1Rは、ロバート選手が上になる時間が長い。2Rに入ると浅野選手がスタンドでプレッシャーをかけ始め、ロバート選手は苦し紛れのタックルに行く場面が多くなるが、浅野選手も決定打を与えられず試合終了。

第2試合:
○星野勇二(1Rフロントチョーク)安永雄太×
パンチの応酬で安永選手が腰を落として後ろに下がったところを、星野選手が素早く詰めてフロントチョーク。

第3試合:
○美木 航(2R判定)金原泰義×
1Rに左ストレートとヒザで優位にたち、上を取る時間も長かった美木選手、2−0で判定勝利。

第4試合:
△渋谷修身(2R判定)村山暁洋△
1R、序盤から激しい打撃戦。両者ともガードが低く、かつ連打するのでかなり顔面を捉える。若干村山選手有利か。渋谷選手、中盤で蹴り足をとってテイクダウンしたあたりから落ち着き始め、ラウンド後半のスタンドも余裕が感じられる。

2R、渋谷選手左ローやテイクダウンして有利にたつも攻めきれず。判定は1−0渋谷選手でドロー。

第5試合:
○天突頑丈(3R判定)エマニュエル・フェルナンデス×
1R、フェルナンデス選手が天突選手を持ち上げテイクダウン。天突選手すぐ立ち上がるもフェルナンデス選手がバックについておんぶ状態に。天突選手、なんとか振り落としてインサイドガードへ。そこからは天突選手の時間。ひたすらパウンドを落としまくる。ストップされてもしょうがないような状態でしたがフェルナンデス選手粘ってラウンド終了。

2R、フェルナンデス選手がときおり大振りの右フックとタックルを狙うくらいで動き少ない。

3R、フェルナンデス選手がタックルにきたところを天突選手
ガッチリ受け止めて脇を差してそのままテイクダウン。天突選手がパウンドで攻める時間が長い。スタンドに戻ったところで試合終了。

天突選手、上になったときの強さが目立ちましたが、逆に言うとそれ以外は今ひとつ。中途半端なタックラー相手には強そうですが、タックルを切れる打撃系の選手相手には苦戦しそうと思わせる内容でした。修斗では廣田選手との試合がみてみたい。

第6試合:
○鹿又智成(3R判定)福本よう一×
激しい攻防が見られた良い試合でした。

1R、福本選手が飛びヒザにきたところをつかんでテイクダウン。バックを奪うも福本選手が体を反転させて上に。鹿又選手、スイープ。またバックマウントを奪い、そこから何度か十字狙い。福本選手しのいで、また反転して上になったところでラウンド終了。

2R、1Rと似たような展開。鹿又選手はマウント、バックマウントを奪うものの、ことごとく福本選手に返される。福本選手は上からこつこつパンチを当てる。

3R、鹿又選手、グラウンドでバックは取るものの、そのたびに福本選手に反転されて下に。ただし、下になっても大きな攻撃はもらわず。

判定は2−0で鹿又選手の勝利。グラウンドでポジションを取る力は相変わらず凄いのですが、今日は(今日も?)キープできず。ただ、魅力ある選手であることは変わりないので、早く修斗での試合も見たいところ。

福本選手は、意外にもスタンド打撃で後手に回ったのが印象を悪くした感じでした。

第7試合:
○岡見勇信(1RTKO)竹内 出×
このクラス屈指の実力者対決。序盤スタンドで探りあい。岡見選手は左ストレート等で前に出て金網に押し込むがそこからの展開なくブレイク。緊張感が感じられる。ラウンド中盤、岡見選手のいきなりの左ハイが竹内選手のアゴを捉える!崩れる竹内選手。岡見選手そのまま追ってマウントを取りパウンド連打したところでレフェリーストップ。
2−1でアルゼンチン勝利。

ドログバ、カルー、アカレらを中心に個人技の能力の高さを見せたのはコートジボアール。しかし勝ったのはアルゼンチン。アフリカ勢に個々の力では及ばなくても試合には勝つという展開は、昨年のワールドユースの決勝(アルゼンチンvsナイジェリア)を見てるかのようでした。ユースのときにアルゼンチンに勝利をもたらしたのはメッシのドリブル、そして今回勝利をもたらしたのは、リケルメのキックとクレスポ、サビオラのゴールへの嗅覚。アルゼンチンは死のグループ突破へ向けまずは順調な一歩を踏み出しました。
0−0で引き分け。

勝たなくてはいけないスウェーデンと引き分けでもいいトリニダード・トバゴ。前半、スウェーデンはユングベリ、ラーション、イブラヒモビッチらでチャンスは作るが得点にならない。

後半、トリニダード・トバゴに退場者が出てからは、攻めるスウェーデン、守るトリニダード・トバゴという構図が前半以上にはっきりする。攻めても攻めても点にならないスウェーデン。後半の途中からはスウェーデンの焦りが観てるこっちにまで伝わってくるような試合でしたが結局0−0のままタイムアップ。

トリニダード・トバゴがGKとCBのサンチョを中心によく耐えたました。

スウェーデンは1位通過がかなり難しくなったと言っていいでしょう。この組を1位で抜けると、次はA組(ドイツ以外は金魚)の2位と当たって楽になるので、イングランドはこの引き分けを喜んだことでしょう。
ほぼ時間どおりに試合開始。会場は7割くらいの入りだったでしょうか。

第1試合:
○関 直喜(1Rドクターストップ)山田崇太郎×
関選手が山田選手をテイクダウン。山田選手のガードがしばらく続いたのち、いきなり試合中断。右足首負傷ということでドクターストップ。どこで痛めたのか全く分かりませんでした。

第2試合:
○小椋誠志(1RKO)アンソニー“辰治”ネツラー×
序盤の右ストレート一発でKO。

第3試合:
△花澤大介(3R判定)久松勇二 △
1Rは久松選手が、2Rは花澤選手が上になる時間が長かったのですが動きはほとんど無し。久松選手は、2Rにイエローカードを与えられる(ストップのコール後の攻撃)。

3R、コーナーで四つに組んでヒザの攻防。久松選手が優勢に。両者もつれて久松選手が上になるも、その途中でロープをつかんだため口頭注意が与えられる。その後両者決め手なく試合終了。

判定は、花澤選手1−0でドロー。イエローカードが影響したのでしょう。ちなみに久松選手は、1Rにも故意にロープをつかんだように見えたシーンが2回ありました(注意等無し)。

第4試合:
○SAYAKA(2R判定)伊藤あすか×
1Rに伊藤選手が下からアームロックを利用してスイープしたり、2RにSAYAKA選手が横三角狙ったりブリッジで返したり、3RにSAYAKA選手が三角しかけて伊藤選手が粘って逃げたり、動きがあって面白い試合でした。

伊藤選手、負けましたけど、不敵な面構えといい、動きといい、プロ向きの良い選手だと思います。

第5試合:
○アルボーシャス・タイガー(1RKO)三浦康彰×
タイガー選手の左?のパンチが当たって三浦選手倒れる。三浦選手立ち上がってスタンドで応戦しようとするも、タイガー選手のパンチで攻め続ける。三浦選手が何度か倒れたところでレフェリーストップ。

第6試合:
○DJ.taiki(3RKO)志田 幹×
1R、序盤はスタンドでさぐりあい。志田選手がタックルからテイクダウンに成功。志田選手が上の状態が長く続く。終盤、taiki選手が上を取り、少し攻めたところでラウンド終了。動きはそれほど多くないが緊張感はある。

2R、スタンドの展開。志田選手はときおりタックルを狙う。中盤、taiki選手の右のパンチで志田選手が倒れる。taiki選手がそのままグラウンドで上に。イノキアリ状態になったところで志田選手がうまく立ち上がりラウンド終了。

3R序盤、志田選手がパンチの連打からのハイキック等で攻勢に立つも、taiki選手の左フックをもらってダウン。志田選手、一度は起き上がるも、再度左フックをもらって倒れたところでレフェリーストップ。

taiki選手、今回のパンフに載ってるインタビューを読む限りちょっと不思議系のキャラ。また今日の試合中、ダウンを取っても首をかしげる自信の無さそうな態度。なのにその態度からは想像もつかない鋭い打撃。かなり魅力のある選手です。

第7試合:
○前田吉朗(2RKO)山本 篤×
1R、中盤まではスタンドで打撃の攻防。中盤、前田選手が、山本選手のミドルの蹴り足をつかんでテイクダウンに成功。決定打は無くスタンドに戻ったところでラウンド終了。手数はそれほど多くないものの、この試合も、前の試合と同じく緊張感があって退屈しない。

2R、スタンドで打撃の応酬。両者積極的に攻撃し始める。一進一退。中盤、前田選手の蹴りがローブローとなって一時中断。再開後、前田選手の左ジャブがカウンター気味に入る。効いたと見るや前田選手すかさずパンチのラッシュで追撃、左のパンチがまともに入る。後ろによろける山本選手。前田選手機を逃さず間合いを素早く詰めてから左の跳びヒザ一閃!まともに入ってKO勝利。

前田選手、今日は試合中、顔を気にしたり、足の裏を気にしたりで100%集中してるようには見えなかったのですが、最後キッチリきめるあたりはさすが。そのときどきでベストの選択肢を瞬時に判断し、それを実行する能力が備わってるように思えます。

総括:
最後の2試合、特にメインが面白かったので大満足。やっぱりメインで勝つべき人が勝つと興行がしまります。
第1試合:
○ジェイソン・ブラック(1RTKO)オ・ウォンジン ×

ブラック選手、ガッチリ入ったように見えたスリーパーを逃げられてバテたように見えたが、ウォンジン選手もバテる。ブラック選手のグラウンドでのヒザでセコンドタオル投入。

ブラック選手、今日の試合だけでは実力よく分からず。

第2試合:
○アマール・スロエフ(2R判定)ムリーロ・ブスタマンチ×

ブスタマンチ選手はジャブを中心に前に出るが捕まえられない。ときおり狙うタックルも切られる。スロエフ選手は、下がりながらも鋭いパンチと右ローを当てる。終始スタンドのまま試合終了。

スロエフ選手、スタンド打撃とタックルを切るのが巧い。体格的にちょっと劣ってそうですが、トーナメントの台風の目になるかも。

第3試合:
○パウロ・フィリオ(2R判定)グレゴリー・ブーシェラゲム

フィリオ選手、ポジション奪いまくり、マウントからのパンチ撃ちまくりで勝利。

フィリオ選手、あの引っこ抜く力とパスする技術は何なんでしょう。一応打撃に難がありそうなので、タックルを切れて打撃のできる選手なら勝つ可能性はあると思うのですが、あのパワフルなタックルを切るのは難しいか・・。ブーシェラゲム選手、今回は相手が悪かった。次も見たい。

第4試合:
○長南 亮(2R判定)ジョーイ・ヴィラセニョール×

途中から寝てしまって見てません。微妙な判定だったようで。

第5試合:
○ゲガール・ムサシ(1RTKO)瀧本 誠×

瀧本選手、完全に極まったようにみえた腕十字を逃げられる。ムサシ選手はバックについて離れず、パンチを打ち続ける。瀧本選手の右目がぷっくり腫れてレフェリーストップ。

バックマウントをガッチリ取られると一流柔道家でもやっぱり返すのは難しいのでしょうか。柔道着が不利に働いた?

第6試合:
○石田光洋(2R判定)マーカス・アウレリオ×

石田選手、上を取ってから、いつもどおり判定に有利に働きそうな大振りパウンドの連打で勝利。

この試合を見て思い出したのが石田vsシャオリン戦。その試合では石田選手はコロコロ転がされてましたが、今日、石田選手が勝利できたのは、あれから石田選手が成長したのか、シャオリンがアウレリオより巧かったのか。それにしても石田選手の活躍は修斗ファンとしては嬉しいような悲しいような。

第7試合:
○川尻達也(1Rヒザ十字)チャ−ルズ・“クレイジー・ホース”・ベネット×

アンクルからヒザ十字に移行して勝利。川尻選手、足関もできるんですね。今までそういう体勢になることがあまりなかったので分かりませんでしたが。

川尻選手、次は誰とでしょう。川尻vsアゼレド、石田vsハンセンとかになってしまうのか。修斗での試合も見たいが、せっかく73kgで作ってる体をまた落とさせるのは可哀想なので、できれば武士道に専念させてあげたい。

第8試合:
○桜井“マッハ”速人(1RKO)オラフ・アルフォンソ×

右フックがものの見事にヒットして失神KO。マッハ選手が右のパンチで効かせるのは珍しい。

第9試合:
○郷野聡寛(2R判定)ヘクター・ロンバード×

1R序盤のロンバート選手の猛攻をしのいだ郷野選手が徐々にスタンドでペースをつかんで判定勝利。

郷野選手、マイクは不発でしたが入場はOK。盛り上げキャラは他にいないのでこれからもこの路線で突き進んで欲しい。

ロンバード選手、パンチの威力はハンパじゃなさそうでしたがスタミナ切れ?あのパンチは魅力なのでこれからも見たい。

第10試合:
○デニス・カーン(1RKO)ムリーロ・ニンジャ×

カーン選手、開始直後のパンチラッシュでKO。本命の名に恥じない試合内容。

第11試合:
○三崎和雄(2R判定)フィル・バローニ×

バローニ選手のスタミナ切れは予想どおり。三崎選手、パンチをほとんどもらわなかったのは見事。

次のラウンドに残ったのは以下の8人。

アマール・スロエフ
パウロ・フィリオ
長南 亮
ゲガール・ムサシ
郷野聡寛
デニス・カーン
三崎和雄
ダン・ヘンダーソン

フィリオ、カーン、ヘンダーソンが3強で残りは横一線という感じでしょうか。ぱっと思いつくところではこんな感じのカードが見てみたい。

フィリオvs三崎
長南vsムサシ
カーンvsヘンダーソン
郷野vsスロエフ

< 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18