1−1の引き分け。

ボールは支配するものの決定的なチャンスはそれほどつくれず、終盤追いつかれて1−1の引き分け。後味の悪い試合。暑さ、グラウンドの状態等で自分達のサッカーがやりづらかったのかもしれませんが、見ていてストレスたまりました。

画面で見る限り、悪く見えたのは攻撃的MF陣。動きが少ない。特に中村（俊）選手の出来は悪かったと思います。ポジションというかシステム的にあってなかった感じ。やはり中村（俊）選手は、パスを出す側であって受ける側ではなさそう。システムは、高原選手以外のFWが信頼できなくて4−5−1になったのかもしれませんが、中盤にパスを出せる選手が揃っているのだから、たとえレベルは落ちるとしても、動き回ってパスを受けるFWをもう一人置いて欲しい。

カタールは、FWの23番が良かった。

川口　5.5　セーブ機会ほとんど無し
加地　5.5　良くも悪くもなく。もっとあがって欲しかった
阿部　5.5　失点シーン以外は良く守ったけど・・
中澤　6.0　相手の23番を何とか抑えた
今野　6.0　チャンスを作ろうという意識はみえた
鈴木　6.0　良く動いて守った
中村憲　6.0　攻撃の起点
中村俊　5.0　いつもの存在感無し
遠藤　5.0　もの足りない
山岸　5.5　攻撃的MF陣の中では動いたがシュートの精度低い
高原　6.5　素晴らしい決定力。動きも良かった

控えメンバー中心で挑んだナイジェリア戦。相手の攻撃に耐えて0-0の引き分け。予選1位通過。よく頑張りました。

前半、立ち上がりはナイジェリアの右サイドから攻めが目立つが、徐々に日本ペースへ。梅崎の突破、センタリングで決定的なチャンスを作るが、ハーフナー、シュートを決められず。前半の後半からは完全にナイジェリアペース。日本の右サイドが狙われるシーンが目立つ。ナイジェリア攻撃陣の1対1の能力がハンパじゃない。特に10番は良かった。

後半、相変わらずナイジェリアが攻勢にたつが、後半の中ごろからは日本もチャンスを作り始める。ナイジェリアはバテた？途中出場の安田選手、決定機があるもシュートはずす。終盤日本は完全に引き分け狙いモード。なんとか凌いでタイムアップ。

個人的には控えの選手が見られて良かったです。柳川選手は、AFCユースのときは今ひとつな印象でしたが、今回はガッチリ守ってくれました。森重選手もよく動いて相手の攻めの芽を摘んでいたと思います。GKの武田選手も良いセーブを見せてました。不満だったのはハーフナー選手、ポストでは一定の働きを見せていたのですがシュートミスがあまりに痛い。そもそも、長いボールを長身FWに当てて、そのこぼれ球を狙うという戦術は日本にあってないのではないでしょうか。

以下個人別評価。

武田　6.0　安定したセーブ
内田　5.5　今回はほぼ守りに専念
柳川　6.0　特に前半は獅子奮迅の活躍
福元　6.0　ミスはあったが、良いプレーも多かった
太田　5.5　無難にプレー
森重　6.0　雑なパスもあったが、よく動いて守った
藤田　5.5　後半良い飛び出しを見せていた
香川　5.0　物足りない。後半のシュートは惜しかった
(柏木）-
梅崎　6.5　鋭いセンタリングで決定機作る。守備でも貢献
(安田)5.5 動きは良かったがシュート決められず
平繁　5.0　運動量は多かったが・・
(青木)5.5 良い動きあった
ハーフナー　4.5　高さはあったが、シュートミス、足元の弱さが目立つ

苦しい試合でしたが、見事1−0で日本勝利。

前半はペースの奪い合い。コスタリカがやや有利。サイドを攻められてました。前半の後半あたりから日本も盛り返す。柏木、内田選手による右サイドの攻めが目立つ。

後半、日本攻勢。FWにボールがおさまる。梅崎、柏木、田中もボールを持てるようになる。得点シーンは、田中→森島→梅崎→田中。数少ないチャンスをモノにした。得点後は守勢が続いたが凌いで勝利。

攻め込まれる場面が多かった分、今回は守備陣に自然と目がいきました。槙野選手、安田選手は良かったと思います。福元選手、内田選手はやや不安定。

強豪相手に2連勝は本当に素晴らしい。決勝トーナメントも非常に楽しみ。以下、個人的な評価。

林 5.5 キャッチングは安定。フィードはいまいち
内田 5.5 攻撃は良し。守りはやや緩い
槙野 6.5 ミスらしいミス無し
福元 5.0 良いプレイもあったが、1対1でのミスが目立った
安田 6.5 良く守った
青山 6.0 守備でよく効いていたと思う
田中 6.5 ボール持つ時間は短かったが点を取る人はえらい
柏木 5.5 守備でも貢献
梅崎 6.0 ミスもあるが決定的な場面も作る。いつもどおり。
河原 5.5 よく動いた
森島 6.0 ポストプレーで頑張った

3−1で見事日本勝利。点数以上の完勝でした。

前半から圧倒的にボールを支配。運動量は多いし、パスもつながる。田中選手の前への飛び出しと、柏木選手のパスでチャンスを作るシーンが特に目立ちました。梅崎選手は、ミスもあるけど決定的な場面もつくる。相変わらずです。

後半2点目を取ってからは、さすがに相手が強引に前に出たため、攻める時間は少なくなりましたが、危ないという感じではなかったです。最後の失点は3点目取って緩んだかんじ。

本当に完勝だったので、悪く見えた選手もいなかったです。初めてみた安田選手も良かったし。あえて問題を挙げるとすれば、決定力の無さ。何度も崩して決定的な場面をつくりながら、結局点が取れたのは、相手のミスとミドルが2発だけ。森島選手も河原選手も動きはいいと思うのですが・・。次はしっかり決めて欲しい。

次戦はコスタリカ。どんなチームが分かりませんが、勝てばトーナメント進出はほぼ決まりだと思うので、ナイジェリア戦を前に決めて欲しい。

UFCによるPRIDE買収以後、すっかり盛り下がってしまった日本格闘技界。個人的にも「これは面白かった」という試合は、以前に比べ少なかったです。やはり質的に日本ではダントツだったPRIDE（特にライト級GP）が無くなった影響は大きい。

1．室伏カツヤvs吉田朋彦（6/30 修斗＠北沢タウンホール）
最近の試合なので記憶に強く残ってるだけかもしれませんが、寝技の攻防で面白いと思ったのは久しぶり。

2．横田一則vs帯谷信弘（2/16 DEEP＠後楽園ホール）
内容はほとんど忘れてしまいましたが、熱い試合だったことだけは覚えてます。

3．岡嵜康悦vs山本篤（5/18 修斗＠後楽園ホール）
山本選手は、水垣選手との試合も緊張感あってよかったです。選手達は気にしていないかもしれませんが、やっぱり分かりやすい対立構造がある試合は良い。

4．ユン・ドンシクvsメルヴィン・マヌーフ（6/2 Dynamite!! USA）
テレビ観戦。典型的な打撃vs組み技で面白かったです。

5．ニック・ディアスvs五味隆典（2/24 PRIDE）
テレビ観戦。内容というより結果が衝撃的。

他にも、DJ taiki vs マスー（5/30パンクラス）、菅原vs赤木（6/2修斗）、川村vs金原（3/18パンクラス）、阿仁鬼vs田口（5/18修斗）、遠藤vs天突（2/17修斗）、あと昇侍選手の試合も良かったです。UFCはあまり見てないので対象外。

Matt Rowan & Jaytech／Holding On 盛り上がる。

Vision Questa／Blossom（Kevin Hedge & Ian Friday Remix） 後半気持ちいい。

Demetrius Price／No Holdin’ Back（Enochson Audiobuff Tech-Soul Remix） 酔える。

Julian Sanza／Just かっこいい。

Sandiego／Il Futuro E In Provincia 跳ね。

Jephte Guillaume presents AK／Shining Your Way きれい。

Afromento／Baya ナイスラテンハウス。

Akabu／I’m not afraid of the future（DJ Fudge Remix）あーあーあーあーあーあーあーあー。

Tyshaun／Peace N Luv 馬鹿ハウス。

Quince／Phase One なんか好き。

買った曲
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Cool Sunshine／「My Love from Recife」
Phil Kieran／「The Fear」
Blu Mar Ten feat. Ernesto／「All Over Again」
Kaori／「In my head」
Spin Science & Nighteyes／「Flotsam & Jetsam」
Mr.V／「Da Bump（Ame Remixes）」
Nagano Kitchen／「Asama」
Vision Questa／「Blossom」
Trentemoller／「Torentemoller EP」
Joyful Noise／「Peace Love & Hormony」
James Talk／「Warm Milk」
T Kolai／「Darfur’s Violins for Peace」
Nomad Foundation／「Circulation」
Afromento／「Baya」
Henrik Schwarz／「Walk Music」
Soultourist／「Turn Loose EP」
Dave Lee／「Latronica」
Marco Bailey & Tom Hades／「Smooth Driver」
James Amato & Nate Bowen／「Chop Suey EP」
Pax Japonica Groove／「Shou-Ryu/Star Chamber」
Jazztronik／「Samurai」（Redsoul remix）
Andreas Bergmann／「Shoe Shine Glamour」
Quince／「Sole Trader EP」
Markus Enochson／「Tonight the Night/Endless Dance」
Laidback Luke／「HotHotHot/Molotov」
Move-D／「Acid」
Newworldaquarium／「The Twenty EP」
Marcus Meinhardt／「Buenaz Nochez EP」
Ananda Project／「Fire Flower EP」
Jephte Guillaume presents AK／「Shining Your Way」
Subway／「Satellites EP」
Candy Apple feat. Joy Malcolm／「Smile」
Akabu／「I’m not afraid of the future（remixes）」
DJ MEHDI／「Lucky Girl E.P.」
Sandiego／「Il Futuro E In Provincia」
ANTHONY COLLINS／「POP-OFF E.P.」
Studio Apartment／「Wonderful Tonight」
Julian Sanza／「Just EP」
Demetrius Price／「No Holdin’ Back」
V.A.／「4 Season Sampler vol.1」
Jason Herd feat. Katherine Ellis／「So Strong」
Carsten Jost／「Atlantis ?&?」
Jussi-Pekka／「The Line In Between（pt.2/3）
Miguel Migs／「So Far」
Mari Boine／「Voui Voui Me」
Shiloh／「Cafe Del Mariachi」
A + B／「Horizon」
Tyshaun／「Housin It EP」
Igal Magitman／「Wusik Feeling」
Andrew Bennett & Rico Soarez／「Light of Hope」
Rufuss／「Obsidian Soul」
2 Rare People／「Sleepless」
Eva／「Builder」
Alexander Maier／「INO」
Wink／「Swirl／Have To Get Back」
Darko Esser & Benny Rodrigues／「Paradox」
Ron Gelfer／「Your Beat」
The Chemical Brothers／「Electronic Battle Weapons vol. 8&9」
Brtschitsch／「Twirl／Under」
16 Bit Lolita／「Passing Light/Chuck Nology」
Laurentius／「Karate Samba」
DJ Yellow & King Britt／「Alienation 3」
Sunfreakz／「Counting down the days」
Matt Rowan & Jaytech／「Holding On」
Orienta Rhythm／「Dont Take Your Love」
V.A.／「Midem Sampler 2007」
Inter Selector／「Moshi Moshi EP」
Troydon／「Patterns in Static EP」
Q Burns Abstract Message／「This Time」（Remixes）
White Lotus Society／「Hot Outside」
Minilogue／「The Leopard Rmx」
Marlon D & Vernessa Mitchell／「My Life」
The Martinez Brothers／「My Rendition」
Rockers Hi-Fi／「Push Push」
Ame／「Mixing」
Timmy Regisford／「GET DEEP」
Makai／「STAY TRUE EPO2」
Joyful Noise／「Blacknuss state of mind」
Kiko Navaro／「SIEMPRE」
Jerry Ropero & Michael S／「OCEAN DRUMS」
Fish Go Deep／「The cure & the cause」
Sunfreakz／「Counting down the days」
Micky G／「Over the Mountains」
Timmy Vegas／「Cabbage Juice」
VA／「Groovy Sauce Collection」

淡々と進行した大会でした。一本、KO決着は無し（判定と流血ストップのみ）。

面白かったのは室伏vs吉田戦。めまぐるしくポジションが変わる展開で、両者とも極めを狙いまくり。レベルの差こそあれ、ジョシュvsノゲイラを見てるようでした。特に1Rは最高の内容でした。

神酒vs塙戦も、1Rの後半の打撃戦から盛り上がりました。

他では、井上選手が印象に残りました。変わった入り方の十字とか、ジャーマンとか。

第1試合：
○井上　英（2R判定）坂元寛史×
1R、井上選手がパンチに合わせたタックルで上に。途中、井上選手ががぶった状態（相手は亀の状態）から、とびつくような感じで十字の体勢に入る場面があったのですが、入りかたが
よく分かりませんでした。

2R、坂元選手がひきこむ。その後も基本的には井上選手が上の展開。井上選手、途中ジャーマンで豪快に投げるも、自分の頭から落ちてました（笑）。

判定は井上選手。昨年の神酒戦もそうでしたが、ところどころハデな動きを見せてくれます。今後も見たい選手。

負けた坂元選手も、スタンドで相手のパンチをかわして打ち返す動きは良かったです。

第2試合：
○洋樹（2R判定）金太郎×
終始スタンド。両者とも手数がやや少ない。若干押してる印象のあった洋樹選手の勝利。

第3試合：
○田原しんぺー（2RTKO）阿部博之×
有利に進めていた阿部選手、2Rに右目上あたりが切れて、ドクターストップ負け。何が当たって切れたのか分かりませんでしたが、ヒジかバッティングじゃないでしょうか。阿部選手にとっては残念な試合。

第4試合：
○扇久保博正（2R判定）太田　悟×
扇久保選手が上取ってコツコツ殴って勝利。扇久保選手、これまでの試合はスタミナに難がありそうに見えましたが、今日は最後まで動けていたと思います。

太田選手、組んだ状態でヒザを打つのが巧かったです。

第5試合：
○室伏カツヤ（2R判定）吉田朋彦×
あまりに動きが多すぎて覚えていません。二人ともポジション争いで激しく動くし、十字、足関狙いまくり。勝敗を分けたのは2Rの室伏選手のパウンド。室伏選手は、1Rに右のパンチで吉田選手を倒す場面もありました（ダウンは取られず）。

負けた吉田選手も凄く良かったです。上を取る技術もありそうでしたし、2Rには変わった形のアームバーも見せてました。

第6試合　バンタム級　5分2R
○ヒートたけし（2R判定）赤崎勝久×
バックを取って殴ったり、アームロックを利用しつつ良いポジションを取ったヒート選手の勝ち。

ヒート選手、渋い表情のままのコマネチは面白かったです（笑）。

第7試合：
○粕谷さかえ（2R判定）松本大輔×
粕谷選手の右フックで松本選手が鼻から出血。そのままストップ。よく見える位置にいたのですが、パンチが当たった瞬間に血が飛んでました（ただし大量に出血したのはしばらくしてから）。

粕谷選手、今日はアクシデントで早々に終わってしまいましたが、最近力強さを感じます。クラスBにいるのはもったいない。次は、クラスAをかけるような相手、例えば、石渡選手や碓氷選手との試合が見たいです。

第8試合：
○神酒龍一（2R判定）塙　真一×
1R前半は組み中心。塙選手はアームロックを狙う。1R後半から打撃戦。神酒選手は前に出ながらのパンチとキックのコンビネーションが見事。見栄えも良い。

打撃でやや神酒選手、アームロック狙いで塙選手というかんじだったのですが、判定は2−0で神酒選手。個人的にはドローでも良かったと思います。

期待していたのですが、もう一つ盛り上がらず。

良かったのは美木vsウマハノフ戦。見せ場が多かった訳ではなかったのですが、「あのウマハノフが負けてしまうのか」という空気が流れてて緊張感ありました。

他に記憶に残ったのは光岡選手のヒジと、高橋選手のバックを取られた状態からのパンチ、セローン選手の下からの攻めと、菊地選手のグラウンドでの強さ。

第1試合：
△久松勇二（2R判定）佐藤豪則△
選手には申し訳ないですけどかなり地味な試合でした。佐藤選手は初めて見たのですが、グラウンドに自信持ってそうな感じでした。

第2試合：
△星野勇二（2R判定）キム・ジョンマン△
1R、星野選手はパンチとローで攻める。ジョンマン選手はほぼパンチのみ。両選手とも強いパンチを出すが当たらず。星野選手の方が手数は多い。

2R、星野選手の右ローが良く当たるが、中盤でジョンマン選手の右のパンチが当たって星野選手がふらつく。ジョンマン選手パンチの連打で追撃するも、星野選手組み付いてなんとかしのぐ。

第3試合：
○ドナルド・カウボーイ・セローン（2R腕ひしぎ三角固め）金原泰義×
1R、金原選手、開始直後、拳をあわせると見せかけて、タックル（笑）。金原選手が上になる時間が長いが、セローン選手も長い足を生かして下から仕掛け続ける。

2R、金原選手のタックルに合わせてセローン選手が下から三角。腕ひしぎ三角固めがガッチリ入ってタップ。

セローン選手、スタンドの力はよく分かりませんでしたが、なかなか面白い選手です。

第4試合：
○菊地　昭（1RTKO）ホン・ジュピョ×
1R、ジュピョ選手の強烈な左ストレートが菊地選手の顔面を捉える。KOされてもおかしくないような当たりでしたが、ダメージがあるように見えない。菊地選手、スタンドでの闘いは不利と感じたか、すぐさまタックル。菊地選手サイドからマウント。ジュピョ選手はシザースで返そうとするが、菊地選手構わず殴る。ジュピョ選手、足関を利用して一度は抜けるが、菊地選手がグラウンドでしつこく上をキープする。最後はマウントからのヒジ、パンチ連打でレフェリーストップ。

第5試合：
○鹿又智成（3R判定）高橋　渉×
1R、鹿又選手が上からコツコツ鉄槌、パンチ、ヒジ。

2R、高橋選手が飛びついてフロントチョーク。抜けた後は鹿又選手がバックについてスリーパー狙い。

3R、鹿又選手がタックル。鹿又選手グラウンドでバックにつくが、高橋選手はバックにつかれたまま鹿又選手の顔面にパンチを当て続ける。ブレイクがかかってスタンドで再開。鹿又選手、グラウンドでもらったパンチがちょっと効いてるっぽい。高橋選手がパンチでラッシュ。鹿又選手ぐらつくがタックルで逃れる。高橋選手、下からアームロックを狙うが極め切れず。

第6試合：
○ウマハノフ・アルトゥール（3R判定）美木　航×
ウマハノフ選手左ヒザにサポーター。
1R、前半、スタンドで静かな立ち上がり。ウマハノフ選手、単発でローとパンチを出す。美木選手、パンチはガードでしっかりディフェンス。美木選手、得意の踏み込んでからのヒザを当てる。美木選手、首相撲からのヒザで攻めるがウマハノフが押し倒して上に。

2R、美木選手、ウマハノフのバックブローをかわして組み付くがブレイク。美木選手、首相撲からのヒザを狙うが押し倒されて下に。

3R、ウマハノフ選手の手数が増える。美木選手、決定的な打撃はもらわないが、自身の手数があまりにも少ない。

判定は2−1でウマハノフ選手。手数が評価されたかんじ。ヒザ（の怪我？）影響があったのか、今日は迫力に欠けていました。

第7試合：
○光岡映二（1RTKO）タクミ×
光岡選手が組んでから投げで上を取る。マウントからヒジを当て続けてレフェリーストップ。

光岡選手、巧いかどうかは別として、ヒジを積極的に使おうとする意識が感じられました。

第8試合：
○朴　光哲（3R判定）デビッド・ガードナー×
ガードナー選手は打撃ができなさそうな感じ。1Rはガードナー選手が上の時間が長かったものの、その後はガードナー選手タックル→朴選手がそれを切るの繰り返し。ガードナー選手は終盤疲れたのか、ほとんど座ってやってるような感じでした。

パンフレットには、「朴選手の相手として当初予定されてた日本人選手がドタキャンした」と書いてありました。誰だかわかりませんがその選手との試合が見たかったです。

メインがいまひとつ盛り上がりませんでしたが、全体的には満足。やっぱりリングと客席が近い会場は良い。

面白かったのは、菅原vs赤木戦と細井vs矢作戦の1R。菅原選手は前回の正城戦に続いて好試合。

グラウンド状態の選手への頭部への蹴りで試合が中断することがありましたが、これって禁止にする必要あるんでしょうか。見る側はもちろんのこと、やる側もアリの方がやりやすいような気がするんですが。

もう一つルール的なことを言えばダウンカウント。これも廃止していいような。今日も、ダウンっぽいのがダウンを取られなかったり、10カウント時にファイティングポーズを取れてなくても続行したりしてたし。ダメージの少ないダウンの判定への影響とかもあるし、見るほうとしてはダウンがないほうが流れが途切れなくてよい。ぜひ検討していただきたい。

第1試合：
○柴　博（1R三角絞め）ガイ・デルモ×
ガイ選手が後ろから豪快にひっこぬいてテイクダウン。柴選手下から三角狙い。柴選手一度立つことに成功するもガイ選手再びテイクダウン。柴選手下から十字→三角でタップを奪う。

柴選手見事な勝利。新人王トーナメントの次の相手は阿仁鬼選手。柴選手、打撃も嫌がらなさそうだったので、この試合は凄く楽しみ。

第2試合：
○石渡伸太郎（2RKO）YOKOSAI×
石渡選手がフック気味の右のパウンド一発で完全KO。YOKOSAI選手リングを降りる際も目がうつろでした。

第3試合：
○細井鷹飛呂（2R判定）矢作尚紀×
1R、矢作選手がテイクダウンするが細井選手立ち上がる。コーナー、ロープ際で組んでの攻防。細井選手がテイクダウンに成功。矢作選手、体を蹴って突き放して起き上がる。この動きが素晴らしく速かった。

スタンドで細井選手の左ヒザが矢作選手の顔面を捉えて矢作選手倒れるがダウンは取られず。矢作選手立ち上がるが効いている様子。細井選手がここぞとばかりにパンチで攻め込むが矢作選手もパンチの連打で猛反撃。細井選手がグラウンドで上になるが矢作選手が上下を入れ替える。矢作選手パウンドで攻めるがグラウンド状態への細井選手にヒザを放ってしまい減点2。

2R、矢作選手がサイドを取ってボディーへのヒザで攻める。後半、マウント、バックを取って攻めるも攻めきれず。

矢作選手もったいない試合でした。

第4試合：
○小林正俊（2R判定）井上雄史×
1R、井上選手が右ミドルで攻めるが小林選手はそのミドルの足をつかんでテイクダウン。ブレイク後も小林選手タックルからテイクダウン。終盤小林選手がアキレスを狙う。

2R、小林選手がまたも右ミドルの足をつかんでテイクダウンするが上から攻められない。井上選手は下から鉄槌を当て続ける。井上選手十字狙いから上に。ブレイク後、小林選手がタックルで再び上を取って試合終了。

判定は小林選手。個人的にはダメージを与えてたのは井上選手のように見えたのでドローくらいかなと思いましたが、上のポジションが評価されたようでした。

第5試合：
○岡田孔明（2R判定）三浦　忍×
スタンド中心。1R、2R共に目立った攻撃無し。2Rにテイクダウンを奪った岡田選手の勝利。

第6試合：
○菅原雅顕（1RTKO）赤木敏倫×
1R、菅原選手はワンツー、ローと打撃の手数が非常に多い。赤木選手は大きいパンチからのテイクダウン狙い。終盤、菅原選手のパンチが連続でヒットして赤木選手ダウン。何とか立ち上がるも、菅原選手が鬼のようなパンチ連打で追い込んでレフェリーストップ。

菅原選手、上位陣との対戦が楽しみです。

第7試合：
○マモル（3R判定）下川雄生×
1R、マモル選手のボディへの右ヒザで下川選手ダウン。カウントアウトぎりぎりで立ち上がるも相当効いてる様子。マモル選手が上を取って攻め続ける。

2R、下川選手が右ストレートからタックルにつなげるがマモル選手がうまくつぶす。マモル選手バックマウントからのパウンド等で攻める。マモル選手が十字を狙ったところで下川選手が上に。下川選手フロントチョーク狙い。

3R、下川選手がしつこくタックル狙って上に。下川選手、横三角のような体勢になるもマモル選手に担がれて落とされる。マモル選手がバックマウントから攻めるも攻めきれず。

ほぼマモル選手の完勝。

凄く面白かったです。点数にしたら90点くらい。10点足りないのは、ネオブラの試合をご飯食べてて見逃したのと、メインで川村選手が勝てなかったから。

1試合目からメインまで、個人的にはどの試合も楽しめましたが、特に良かった試合を1試合挙げるとすればtaiki対マスー戦。鋭い打撃の応酬で緊張感ありました。

第1試合：
○浅野倫久（2R判定）山澤勇紀×
1R、前半はスタンドの闘い。山澤選手がロー、前蹴りを中心に手数が多い。山澤選手は右の飛びヒザも見せる。後半は浅野選手が上を取るが有効打は少ない。

2R、序盤は山澤選手のローと前蹴りが目立つが、中盤で浅野選手がタックルで上を取る。浅野選手終盤サイドからパウンド、さらにバックからスリーパー狙ったところで試合終了。

判定は浅野選手。妥当な判定です。山澤選手も、負けましたけど何故か次も見たくなりました。

第2試合：
○藤原大地（2R判定）裕希斗×
1R、藤原選手がフロントチョークで長い時間絞めるも極まらず。後半、藤原選手がアームロック、足関節、腕十字で攻め、最後、三角の体勢に入ったところでラウンド終了。

2R、下になった藤原選手が、かなり深く入った三角や十字、足関節で攻めるも裕希斗選手も耐え切る。

藤原選手が寝技で圧倒した試合でした。セコンドの前田選手の指示がアツかったです。

第3試合：
○金井一朗（1RTKO）瓜田幸造×
序盤のスタンドの展開に飽きて寝てたら終わってました。

第4試合：
○DJ.taiki（2RKO）ジャミール・“ザ・サージェント”マスー×
スタンドでの打撃戦でした。1R、マスー選手は蹴りもパンチも思い切りが良い。taiki選手、前半はカウンター狙いなのか、鋭いカウンターのパンチは出すものの手数は少ない。taiki選手、後半、首相撲からヒザの連打、フック、さらに首相撲からのヒザでマスー選手を倒す。マスー選手下になるもtaiki選手に攻めさせない。

2R、taiki選手、マスー選手の前足への左右のローを次々にヒットさせる。かなり効いてる様子。マスー選手はバックハンドブローを二度見せるも決まらず。終盤マスー選手が前に出たところをtaiki選手がカウンターのパンチを当てる。さらに首相撲からのヒザ、パンチを続けて当てたところでレフェリーストップ。

taiki選手快勝。taiki選手の打撃には殺気を感じます。マスー選手、負けましたが打撃で見せ場は作りました。また日本に呼んで欲しいです。

第5試合：
○松田恵理也（1RKO）アライケンジ×
開始直後、アライ選手のローに合わせた松田選手のワンツーがモロにヒット。アライ選手完全に腰がくだける。アライ選手、タックルで何とかごまかして一度は立つも、再びアライ選手のパンチの連打を浴びてダウン。松田選手が追撃の蹴りを加えようとしたところでレフェリーストップ。

松田選手、ここぞというときのパンチの連打に魅力があります。アライ選手は試合後自分で歩けないほどのダメージだったのですが、周りが肩を貸そうとするのを大きく首を振って拒否する姿に何かグッとくるものがありました。

第6試合：
○井上克也（2RKO）大石幸史×
1R、大石選手がパンチで前にでるがクリーンヒットは多くない。井上選手は左ミドル、左ストレートで迎撃。精度は高い。

2R、井上選手ペース。途中、大石選手がパンチを続けて当てる場面もありましたが、井上選手の左ストレート？でダウン。さらに井上選手がパンチの連打で大石選手をKO。

第7試合：
○アスエリオ・シウバ（2RKO）水野竜也×
1R、スタンドでバックにつかれた水野選手がアームロック狙い。そのままグラウンドに行くがアスエリオ選手が上に。アスエリオ選手パウンド。スタンドに戻る。シウバ選手がバックについて、水野選手を持ち上げてテイクダウン。アスエリオ選手は上からコツコツ。終盤水野選手十字、三角狙い。

2R、ハイの相打ちで水野選手バランスを崩す。アスエリオ選手サイドからアームロック狙い。アスエリオ選手マウントに移行。パウンドを連打したところでレフェリーストップ。

水野選手負けましたが下からも積極的に仕掛けてました。アスエリオ選手、試合後客席をゆっくり一周してファンサービス。さらにファンからの写真撮影に応えたり、Tシャツを客席に投げ入れたり。憎めない人柄です。

第8試合：
○ファビオ・シウバ（2RKO）川村　亮×
ファビオ選手、ヴァンダレイと同じ入場パフォーマンス。リングに上がって片足立ちで回転、さらに手首グリグリ。

1R序盤、川村選手が連続でパンチを当てる。パンチの打ち合いでは明らかに川村選手に分がある。ファビオ選手は鼻から出血。ファビオ選手は首相撲からのヒザで活路を見出そうとするが、1Rは川村選手優勢で終了。

2R、川村選手がパンチで攻め込むが、ファビオ選手のフックの連打をもらって崩れ落ちる。川村選手、グラウンドでバックにつかれるも、そこからヒザ十字の体勢。結構深く入っているように見えたが、不幸にもリング外に出たためブレイクがかかる。スタンドで再開。ファビオ選手のフックの連打が川村選手を捕らえたところでレフェリーストップ。

川村選手無念の逆転負け。ファビオ選手は、勝ちましたが、パワーはありそうなものの、それほど強いという印象は受けませんでした。

サクサク進んで気持ちよく観ることができました。目立った試合、選手は特に無し。注目してた中原選手、吉田善行選手の試合はあっさり終わっちゃったし・・。

強いてあげるとすれば、勝敗の行方が最後まで分からなかった吉田vs西野戦と、吉田善行選手のヒジ、ダン・ハーディー選手のローキックでしょうか。

なお、今日は、夜の部に別の興行が入っているということで2時開始だったのですが、終了後食事に行ったりしやすいので、休日の興行は普段からこのくらいの時間に始めて欲しいところです。

第1試合：
○清水隼人（1RTKO）西村広和×
清水選手が開始早々右のパンチでダウンを奪う。一度立ち上がられるも、そのままパンチで攻め込んでレフェリーストップ。

第2試合：
△吉田幸治（2R判定）西野　聡△
1R、吉田選手が上を取るもブレイク。西野選手が左の飛びヒザをヒットさせ上に。西野選手グラウンドでバックにつき、スリーパーを狙い続けるも極まらず。

2R、吉田選手が上を取ってアキレスから足関節を狙うも極まらず。吉田選手は、その後も上を取って殴り続ける。クリーンヒットはやや少ないか。

判定はドロー。西野選手が、2R開始直後から消極的になったように見えた（ポイントを守ろうとした？）のが気になりました。

第3試合：
○内藤征弥（1R裸絞め）マコ・ドラゴン×
内藤選手がバック、マウント、バックとポジションを奪い、最後はスリーパーで完勝。マコ・ドラゴン選手はいいところ無し。

第4試合：
○御子柴直司（2R判定）圭太郎×
打撃戦。1Rはほぼ互角。2R終盤御子柴選手が右ハイ？でダウンを奪って判定勝利。会場が沸いた試合でした。

第5試合：
○瀬戸哲男（2R判定）宮谷英樹×
1R、瀬戸選手右のパンチで倒れるものの、その後テイクダウンからマウントを奪って肩固め狙い。
2Rも瀬戸選手が上を取って勝利。

第6試合：
○ISE（1RTKO）池田祥規×
池田選手のグラウンド状態での下からの頭部への蹴りによる反則で2度中断。最後はISE選手がバックハンドブローで倒し、パウンドを浴びせたところでレフェリーストップ。

第7試合：
○中原太陽（1Rチョークスリーパー）キム・インソク×
中原選手がグラウンドで上からのチョークで勝利。どういう風に入ったかは通行人が邪魔で見えませんでした。

第8試合：
○吉田善行（1RTKO）マット・ケイン×
吉田選手が首投げで上を取って、ヒジ、パンチの連打でレフェリーストップ。吉田選手、次は菊地選手と。非常に楽しみですが、できれば修斗で見たかったです。

第9試合：
○ダン・ハーディー（3R判定）石毛大蔵×
1R、前半は石毛選手が打撃を嫌がって組み付き、膠着→ブレイクの展開。後半ハーディー選手のパンチ？で石毛選手が一度倒れる。その後もロー、パンチでハーディー選手のペース。

2R、石毛選手が上を取る。ハーディー選手は三角を狙うも極まらず。石毛選手はマウントからバックについてスリーパーを狙い。惜しいところまでいきましたがハーディー選手が耐える。

3R、石毛選手完全にスタミナ切れ。ハーディー選手のロー、パンチをかなりもらう。ハーディー選手余裕があったのか、後半はタックルからのテイクダウンも狙ってました。

スター選手の出ない大会でしたが、悪くはなかったと思います。後半は、微妙な判定の試合が続きました。

面白かったのは、阿仁鬼vs田口戦と岡嵜vs山本戦。

阿仁鬼vs田口戦は、両選手ともパンチが鋭い。そして気が強そう。ガンガン打ち合う展開でとてもスリリングでした。両選手とも次の試合が早く見たいです。

岡嵜vs山本戦は、テイクダウンの攻防でも、ヒザの攻防でも、グラウンドでも一進一退で観ていて力が入りました。山本選手のタックル＆テイクダウン能力、岡嵜選手のリーチを生かしたジャブが目を引きました。

大沢vsロウロ、日沖vsカルバーリョも、最後まで勝負の行方が分からない展開で面白かったです。両試合とも、応援していた方が負けたのは残念でしたが・・。

あとは、余膳選手のパウンド、日沖選手の足掛けてテイクダウン→パスの動きも印象に残りました。

第1試合：
○直撃我聞（TKO）野口ヨシキ×
直撃選手がタックルで上取って、最後はマウントからのパウンドでレフェリーストップ。

第2試合：
○阿仁鬼（1RKO）田口公一×
鋭いパンチが飛び交う打撃戦。前半は田口選手がやや優勢かと思いましたが、阿仁鬼選手が左ストレートで二度ダウンを奪って勝利。非常に面白い試合でした。

第3試合：
○アローイ石橋（2R判定）中島邦男×
1R開始早々、アローイ選手、最初のパンチ（右ストレート）でダウンを奪う。アローイ選手はテイクダウンを奪われるも、下から三角→十字で攻める。かなり深く入ってたように見えたが、中島選手なんとか耐え切る。

2R、アローイ選手がツイスターを狙う場面有り。1Rのポイントが効いてアローイ選手勝利。

第4試合：
○余膳正志（2RTKO）安達明彦×
余膳選手、上を取ってからが強かった。超強烈なパウンドの連打でレフェリーストップ勝ち。安達選手は心が折れた感じ。

第5試合：
△室伏シンヤ（2R判定）澤田健壱△
1R、澤田選手が右フックを当て室伏選手を倒すが、ダウンとは判定されず。その後は、室伏選手が、再三再四、パンチからのタックルでテイクダウンを狙うも澤田選手がそれをつぶす展開。澤田選手いい反応してました。結果ドローでしたが、個人的には澤田選手を支持したかったです。

第6試合：
○碓氷早矢手（2R判定）村山英慈×
1R、コーナーで膠着する展開が続きました。2Rに、碓氷選手が右ストレートでダウンを奪って判定勝利。

第7試合：
○阿部マサトシ（2R反則）ダニエル・オテロ×
金的×3、グラウンドでの下からの頭部への蹴りでオテロ選手反則負け。

第8試合：
○岡嵜康悦（3R判定）山本篤×
1R、山本選手がタックルからテイクダウン。引く力が強い。山本選手上をキープしてコツコツ殴る。終盤、バックについた山本選手を落として、岡嵜選手が上を取る。岡嵜選手パウンドがうまい。このラウンドは、上の時間が長かった山本選手が取った印象。

2R、岡嵜のジャブがよく出るようになる。緊張が解けてきたか。岡嵜選手、首相撲からヒザを連打するが山本選手もヒザを返す。山本選手、タックルでテイクダウン。マウントを奪って攻めるが、終盤は、岡嵜選手が上を奪う。ポイントは微妙なところ。あえて言うなら岡嵜か。

3R、岡嵜選手がジャブを当てる。タックルにもなかなか倒れない。中盤、山本選手、コーナー際で足を掛けてテイクダウン。すぐさまハーフへ（多分）。この一連の動きが素早くて印象に残りました。

岡嵜選手、下からの三角を利用して上を取りパウンド。スタンドに戻ったところで試合終了。このラウンドもポイントは微妙。

判定は2−0で岡嵜選手の勝利。1Rは山本選手、2、3Rは共にドローか岡嵜選手という内容だったので、岡嵜選手の勝ちも確かにあり得なくは無いのですが、山本選手にはちょっと可哀想な判定だったかも。

第9試合：
○マルコ・ロウロ（3R判定）大沢ケンジ×
これも微妙な判定でした。ロウロ選手は再三、スタンドでバックについたのですが、それがポイントになるのかどうかという。大沢選手が打撃の手数では優っていましたが、クリーンヒットが少なかった感じ。終盤例の鬼のようなラッシュが見られなかったのも残念でした。ロウロ選手は組んでからのプレッシャーはさすがにかなりのものがありました。

第10試合：
○アントニオ・カルバーリョ（3R判定）×日沖発
これまた微妙な判定の試合。

1R、日沖選手が組んでから足を掛けてテイクダウン。そこからあっさりマウント。この、組む→足掛けてテイクダウン→長い足を利してまたぐようなかんじでパス、の動きは完全に日沖選手の武器になってますね。途中カルバーリョ選手に上を取られるも終盤上を取り返してパウンドで攻める。

2、3Rは打撃中心の展開。両者決定打は無いものの、カルバーリョ選手がパンチで攻め込む場面有り。あと頻繁に出すハイキックの見栄えが良い。

結局試合は判定へ。1Rは日沖選手のラウンド、2、3Rは微妙でしたが、3R後半に日沖選手がテイクダウンを奪ったところで勝負有り（日沖選手の勝ち）かと思っていましたが、判定は2−1でカルバーリョ。もちろんカルバーリョ選手の勝ちでも構わないのですが、個人的には日沖選手のタイトルマッチを見たかったので残念な結果に。判定を聞いた後の日沖選手と社長の悔しそうな顔が印象的でした。

第11試合：
○田村彰敏（3R判定）リオン武×
田村選手がテイクダウンで圧倒。リオン選手は、3Rにパンチと下からの三角で見せ場をつくるも極め切れず。田村選手の「絶対勝つんだ」という気持ちが伝わってくる試合でした。

かつ吉で御膳弁当食べてから後楽園ホールへ。食事したせいか超眠かった（実際寝た）。食事→観戦→寝るは、先日のDEEPと同じパターン。学習能力ありません。

良かったのは昇侍選手と前田選手。

昇侍選手は前回に続き湧かせる内容。早く次も見たいです。

前田選手は、相変わらず動きというか反応が早い。流れの中で相手のスキを見つけるのと同時に体が動いてるみたいな。後半、完全に押していながら攻めきれず、試合はそれほど盛り上がらなかったのですが、その動きだけで十分楽しめました。

第1試合：
○昇侍（1RKO）武重賢司×
昇侍選手が左右のパンチからハイ、とびヒザ、首相撲からのヒザで攻め込む。仕留めに行ったパンチの打ち合いでは、逆に武重選手のパンチをもらってしまう場面もありましたが、左フックでダウンさせてから踏みつけ狙い、スタンドに戻ってから再度パンチで攻め込み、最後パウンドしたところでレフェリーストップ。

第2試合：
○和田拓也（2R判定）山田崇太郎×
1R、山田選手が下からラバガードを取ってコツコツ殴る。後半和田選手がパウンドで攻める。
2R、よく見えなかったが和田選手の右フック？が当たって山田選手ダウン。和田選手が上キープして終了。

第3試合：
○志田　幹（3R判定）井上　学×
1R、スタンドの展開。井上選手はローを中心に手数が多い。志田選手は左フックの見栄えが良い。2、3Rは寝てたようです。覚えてません。

第4試合：
○チェ・ヒュンソク（1RTKO）坂口　征夫×
チェ選手がロー、パンチ、ヒザで攻める。坂口選手は首相撲からのヒザで活路を見出そうとしましたが、左フックをもらって倒れたところでレフェリーストップ。ちょっとストップのタイミングが早かったような。スター候補選手に怪我させちゃいけないという意識が働いてたのかも。

ここで休憩。ボードックの人が挨拶。次からの2大会をスポンサーするとか。これってどういうことなんでしょ。金を出して収益の一定比率をもらうってこと？

第5試合：
○竹内　出（3R判定）渡辺　大介×
上になって殴って。竹内選手らしい勝ち方。後半は圧倒してました。竹内選手は安定してますね。格下相手の取りこぼしは少ないし、格上相手には勝てないし。

第6試合：
○ブライアン・ラフィーク（2RTKO）佐藤　光留×
初めてみるラフィーク選手、最初は動きも良くなかったように見えたのですが、2Rからは緊張が取れたのか、急に積極的に攻め始める。最後はパウンド連打したところでストップ。

第7試合：
○前田　吉朗（3R判定）ダニー・バッテン×
バッテン選手背が高い、リーチが長い。日沖選手みたいな体型。試合はスタンド中心、前田選手が前に出るも、バッテン選手はジャブとローでなかなか攻めさせない。試合中盤から前田選手がミドルと距離を詰めてのボディー打ちで攻め始める。効いているかどうかは分かりませんでしたが、このボディー攻撃は巧かった。3Rは上を取っての踏みつけ狙いなど完全に攻勢に立ってましたが攻めきれず。

疲れてて、中盤はほとんど寝てました。とりあえず、メイン・セミの2試合がすっきり終わったのは良かったのですが、意味のある試合が北岡vsモンテイロくらいしかなかったのは残念。選手はどの試合も必死にやってるとは思うのですが、見る側としては、レベルは低くてもいいから「絶対勝たなきゃいけない」ことが分かるマッチメークを増やして欲しい。

目立ったのは、ブス先生、北岡選手、小見川選手、戦闘竜（の体と豪腕パンチの空振り）。

ブスタマンチ選手は、KOした打撃はもちろん、テイクダウンへ狙いの動きが良かったと思います。こんなタイミングでいくんだみたいな。桜井選手も、よく耐えていたと思います。完敗ではあったけど健闘したというか。

北岡選手は力強かった。最後の肩固めも、しのがれそうなところをパワーで押し切ったかんじ。序盤の、パンチからタックルへの動きもスムーズだったし。相当練習してそうです。

小見川選手は打撃でガンガン前に出て完勝。先日の瀧本選手もそうですが、もともと体力、精神力のある柔道出身者がようやく総合に馴染んできたかんじ。今後も活躍しそうです。

さすがに6試合は少なかったですが内容には満足。特にメインは良かったです。

最終の3ラウンド、それまで優勢だった川村選手、金原選手の反撃のパンチ連打でダウン寸前まで追い込まれたものの、そこから再逆転のパンチ連打で最後は見事にKO。一番盛り上がる展開でした。

川村選手は勝っても負けても面白い試合しそう。HERO’Sでも見てみたい。

その他では、星野vs昇侍戦の1R目の中盤も面白かったです。打ち合いの中で、最初にいいパンチを連続で当てたのは昇侍選手だったのですが、星野選手は右フックを当てて昇侍選手にヒザをつかせ、その機を逃さず星野選手がグラウンドで上になると、今度は昇侍選手がすかさずスイープみたいなかんじで。

矢野選手はヒザで壮絶KO負け。試合後しばらく全く動けず。

あと、ガジエフ・アワウディン選手が良かったですね。パンチでレフェリーストップ勝ちだったのですが、タックルも速かった（ように見えた）し。来日予定だった残り二人のロシア人もこのくらいのレベルだったとしたら、今回見られなかったことはかなり残念です。

どの試合も良かったです。あえて難を言えば、知らない外国人選手が多かった（見るほうも気持ちが入らない）のと、短時間決着が多すぎた（一進一退の攻防を見たかった）ことくらい。あと、柱とかカメラマンとかで見づらかったこともあるか。

印象に残ったのは、吉田選手の右アッパーと、鹿又選手の右のパンチの威力（巧いとは思わないが強い）と、ウマハノフ選手のバックを取ってからの強さと、ブライアン・コッブ選手のもろ差しからのテイクダウンと、光岡選手のフロント・チョークの極め力と、菊地選手のタックルの危なっかしさ。

一応一回戦で金魚な人たちは消えたと思うので、2回戦が非常に楽しみです。

何が悪いというわけではなかったのですが、あまり記憶に残らないあっさり目の大会でした。

むしろ試合内容よりも気になったのは判定。

一つは、ウィッキーvs門脇戦。ウィッキー選手の勝ち自体は、あり得なくはないと思いますが、門脇選手にマイナス2ポイントつけていたジャッジが二人いたのはちょっと理解できません。3ラウンド目にウィッキー選手が圧倒したという判断したということなのでしょうか。

もう一つはルミナ選手の試合でのジャッジ。グラウンド状態にあるフロタ選手にルミナ選手がヒザを入れ、そのままの流れで勝ったのですが、若林レフェリーは反則を取って、試合を中断すべきだったと思います（実際止めかけていた）。個人的にはルミナ選手を応援していますし、ルミナファンとしては良い結果だったかもしれませんが、修斗ファンとしては納得できないジャッジでした。

とは言え、ルミナ選手が勝ったことにより、今後のライト級が、がぜん面白くなってきました。今日のリオン選手のマイクアピールにより、次回の後楽園でルミナvsリオンがほぼ決定。日沖vsカルバーリョが決定済み。田村vs戸井田戦なんかも行われそうだし。これでノゲイラや植松選手が戻ってくれば言うこと無しです。

一応今日の試合で印象に残ったのは上田選手。打ち合いでは若干不安を残しましたが、パウンドの連打ができることを見せて、最終的には一本で勝利。次戦、フェザー級上位陣の誰とやっても楽しみです。

第1試合：
△田村和也（2R判定）江田皓哉△※抽選で田村選手2回戦へ
田村選手、パンチを出しながらのタックルで攻めるがやや単調。江田選手は可もなく不可もなく。左右のフックが目立つ。

○山本達也（2R判定）室伏カツヤ×
室伏選手が下から極めるのが先か、山本選手が殴りきるのが先かという試合で面白かった。

序盤は室伏選手のリーチを生かした打撃が目立つ。左ジャブ、右ストレート共に良く当たる。1Rの中盤以降は室伏選手が下になる場面が多い。室伏選手は下から十字、ヒール等仕掛けるが極まらない。山本選手は、右でひたすらパウンド。

判定はパウンドでダメージを与えた山本選手の勝利。室伏選手、スタンドでの打撃だけでもいけそうだったのに残念。もちろん極める姿勢は観客も望むところではあるが、もうちょっと勝つことを意識した闘いをしても良いと思う。

第3試合：
○新美吉太郎（）イワン・ムッサルド×
ムッサルド選手体型がゴツい。
1R中盤から新美選手がスタンドでのヒザでペースをつかむ。新美選手スタンドでバックにつき、そのままグラウンドへ。

2R、またも新美選手がスタンドでバックについてグラウンドへ。新美選手は、マウント、サイド、バックとポジション奪いまくって最後はマウントからのパウンドでレフェリーストップ。

第4試合：
○室伏シンヤ（1RKO）タイガー石井×
室伏選手が前蹴り？を出そうとしたところ、頭の下げた石井選手の顔面にヒザがモロに当たってKO。

室伏選手良い勝ち方が続いてる。早く次の試合も見たいが、適当な選手が見当たらない。やはりまだまだフライ級の層は薄い。

第5試合：
○上田将勝（3Rスピニングチョーク）田澤　聡×
1R、上田選手がガブってスピニングチョークのような形で長い時間絞め続ける。かなり惜しいところまでいったと思ったが極まらず。終盤田澤選手が抜けて上に。

2R、田澤選手が投げを仕掛けるがキワで上になったのは上田選手。上田選手、終盤パウンドの連打。かなりうまい。

3R、激しい殴り合いから上田選手タックルでテイクダウンに成功。田澤選手起き上がるが上田選手がガブる。スピニングチョークの体勢に。今度はガッチリきまって田澤選手タップ。

上田選手、3Rの打ち合いで危ない場面があった以外は完勝。今回はガブりとパウンドの強さを見せた。今後も凄く楽しみな選手。

KO、一本が続出。判定になった試合も接戦で非常に面白かったです。

衝撃的だったのは石渡選手と正城選手のKOシーン。特に正城選手のやつは、相手の塩田選手が文字通り大の字になっての失神KOで怖いほどでした。

下北での大会は毎回良い。あとはクラスAの試合が1〜2試合あれば言うこと無し。特に、休日の大会は時間に余裕があると思うので、10試合くらい組んで欲しいところ。

第1試合：
△中島邦男（2R判定）三浦　忍△
1R、前半は打撃→コーナーで組み→ブレイクという展開。中盤で中島選手がテイクダウンを奪う。
2R、三浦選手が上になる時間が長い。三浦選手は途中きれいなバックキックもみせる。中島選手はややバテた感じ。

判定はドロー。抽選により中島選手が2回戦へ。

第2試合：
○海老原洋輔（1R裸絞め）高瀬雄一郎×
海老原選手がタックルでテイクダウンを奪い。海老原選手、サイドにつき、高瀬選手が立ち上がろうとしたところでバックを奪い、スリーパーへ。高瀬選手、しばらく粘るもガッチリ入ってタップ。

第3試合：
○石渡伸太郎（1RTKO）谷口智則×
一番注目していた試合。

開始直後、打撃の応酬。谷口選手、石渡選手の強烈なパンチの連打をかわしてニヤリと笑う。谷口選手、遠い間合いから飛び込んでタックル、テイクダウンを奪うが、石渡選手は下から十字狙い。谷口選手何とか腕を抜いてスタンドに戻る。

コーナーでの組みから、谷口選手がひねり倒して上を取るが石渡選手は立ち上がる。

打撃の攻防。谷口選手がパンチでややペースをつかみかけたと思った瞬間、打ち合いのなかで石渡選手の右フックがアゴを捕らえて谷口選手ダウン。何とかカウント9で立ち上がるも完全に効いている。即止められていてもおかしくないくらい。ここで谷口選手の顔面（どこから出血していたのか分かりませんでした）から出血がありドクターチェック。続行不可能という判断で石渡選手の勝利。

谷口選手、良い選手だと思うのですが今日も勝てず、デビューから3連敗。勝ち運のない選手ということなのでしょうか。ただ、スタンドでのパンチ、テイクダウン力、パウンド、どれも力はあるので、新人王トーナメントの本命であることには変わりないと思います。

第4試合：　フェザー級　5分2R
○扇久保博正（2R判定）矢作尚紀×
1R、扇久保選手がタックルから上になってコツコツ殴る。
2R、パンチで猛然と攻め込む矢作選手と、それをタックルで逃れる扇久保選手。矢作選手のパンチがいつ扇久保選手を捕らえるかという感じで緊張感ありました。

判定は1−0でドロー。1Rは扇久保選手のラウンドで、2Rも攻め込まれはしたものの、はテイクダウンも奪っていたので
扇久保選手の勝ちでも良いかなという感じでしたが。扇久保選手は、前回の試合もそうでしたが、スタミナが無さそうなのが気になりました。

第5試合
○井上雄史（2RTKO）南海王鉄信×
1R、井上選手開始早々きれいな左ミドル。コーナーでの攻防から井上選手がテイクダウンしたかと思いきや、鉄信選手が強引に体を反転させて上を取る。後半井上選手が上を取ってパウンド。

2R、井上選手がコーナーでの組みからいいヒザを連続で入れる。ブレイク後、井上選手がパンチを連打したところで鉄信選手の左目上あたりから出血。そのままドクターストップ。

井上選手、これまでの試合ではやや消極的な印象だったのですが、今日は積極的に打撃で前に出ていて良かったです。

第6試合：
○山崎昭博（1Rアンクルホールド）マテウス・イリエ・ネキオ×
マテウス選手のタックルをつぶして山崎選手が上に。マテウス選手が下から三角の体勢。抜けた山崎選手、アキレス狙いから逆の足？のアンクルに切り替えてタップを奪う。

山崎選手見事な一本勝利。マテウス選手は片方の足にテーピングをしていたので、もともと痛めていたのかもしれません。

第7試合：
○正城ユウキ（1RKO）塩田“GOZO”歩×
1R、塩田選手、スタンドで首をかかえてのパンチの連打。さらに引き込んでラバーガードからいろいろ仕掛けるが正城選手は何とか逃れる。スタンドに戻って塩田選手再度引き込み。後半は正城選手がパウンドで攻めてラウンド終了。

2R、パンチの打ち合いの中で、正城選手の右ストレートがモロにヒット。塩田選手大の字に倒れて失神。意識が戻ったあともフラフラしてました。

第8試合：
○村山暁洋（1Rアームロック）古川“ジュウザ”誠史×
村山選手が大腰風に投げて、そのままサイドからV1アームロックで勝利。

KO、一本が続出、しかも波乱の連続で面白かった。王者が3人負けてしまい、PRIDEとしては、その格が疑われる結果になってしまったが、単体のイベントとしては最高だったと思う。

第1試合：
○ヨアキム・ハンセン（3R腕十字）ジェイソン・アイルランド×
2Rにアッパーからヒザ蹴りの連打で攻め込んでからは、完全にハンセンのペース。フィニッシュは下から三角→腕十字。最後の腕十字は、レフェリーが止めるのが遅かった。

ハンセンの完勝だったが、詰めの甘さみたいなのが目立った。とはいえ昔から接戦・逆転勝ちが多かったから、これで普通なのかもしれないけど。あと、試合後半、右のパンチがコブシで殴ってなかったように見えたけど負傷した？

第2試合：
○フランク・トリッグ（3R判定）三崎　和雄×
トリッグちょっとゆるいけど体がデカイ。とても76〜77kgの選手だったとは思えない。

1R、コーナーでのヒザの攻防からトリッグが片足タックルでテイクダウン成功。トリッグはバックを奪ってキープするが強い打撃は与えられず。

2R、トリッグが反り投げでテイクダウン。マウントも奪うが三崎に立たれる。トリッグバテてるっぽい。それでもトリッグはタックルからテイクダウン。上をキープしてラウンド終了。

3R、トリッグがタックルからあっさりテイクダウン。三崎選手が三角を狙ったところを抜けてトリッグがサイド。バックに移行しかけたが三崎立ち上がる。トリッグ、胴タックルから足を掛けてテイクダウン。そのままゴング。

トリッグ完勝。タックルと上をキープする力は健在。三崎選手、トーナメント優勝者がこの内容ではマズいと思うが、やっぱりこのくらいの体重からは日本人はキツいのかも。

第3試合：
○ジェームス・リー（1Rフロントチョーク）トラビス・ビュー×
開始早々お互いのパンチが交錯、リーの右のパンチが入ってビューの腰が砕ける。ビューはタックルに行くが、リーがフロントチョークで締め上げてビューがタップ。

第4試合：
○ソクジュ（1RKO）アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ×
最初の打撃の攻防で、ソクジュの左フックが入ってKO。全くの予想外。

ホジェリオのタイトル挑戦も見たかったけど、新しい選手が出てきて、PRIDEとしては良かったかも。試合時間が短すぎて実力は分からないけどとりあえず体は凄い。

ボビー＆アンディ・オロゴン兄弟もそうだけど、アフリカ人に本格的に格闘技やらせたら凄いことになるかも。サッカーの世界では、そういわれてから数十年、さしたる結果は残せてないけど、格闘技は個人競技なので可能性はありそう。

第5試合：
○桜井“マッハ”速人（2R）マック・ダンジグ×
マッハの入場時に流れる「不死身のエレキマン」にちょっと感動。

1R、マッハ、パンチ、バックブロー、柔道式の投げで観客を沸かせる。

2R、マッハが右のローで攻める。最後はマッハの右フックが当たってKO。
マッハ、2R目はバテてた様子だったのでヒヤヒヤしたけど、勝てて良かった。観客にもアピールできる内容もだったし。

第6試合：
○セルゲイ・ハリトーノフ（1R腕十字）マイク・ルソー×
ハリトーノフが下から十字でルソーがタップ。ルソーは完全にタップしていたにもかかわらずなぜか試合後抗議。

ハリトーノフは、上手そうに見えなかったルソー相手にパンチも結構もらってたし、テイクダウンも許してたし、簡単にサイド→マウントを取られたしで、決して良いとは言えない内容。

第7試合：
○マウリシオ・ショーグン（1RTKO）アリスター・オーフレイム×
前半は、アリスターがスタンドで優位にたったが、ショーグンは、上を取ると、飛び込んでからのパウンド連打でアリスターをKO。

解説では、序盤、ショーグンの動きが悪いと言ってましたが、特にそんな風には見えませんでした。アリスターは最初の3分だけなら超強いので。

第8試合：
○ニック・ディアス（2Rフットチョーク）五味　隆典×
1R、五味は右のパンチでぐらつかせて上を取るが、攻めきれず。スタンドに戻ってからは、ディアスのペース。ジャブ、フックを当て続ける。強さは感じないが、とにかくパンチの手数が多い。五味はかなりバテてる感じ。ガードもできず、ときおり大きなパンチを出すのみ。

2R、五味多少回復したか。五味のパンチでディアスの出血がひどくなる。出血のチェックが2度あり、休めたこともあって、このまま五味が押し切れそうな雰囲気になっていたところ、五味がタックルで上になった瞬間に、ディアスのフットチョークががっちり決まって五味タップ。

まさかの展開。パンチをもらうのは昔からだけど、今日はスタミナがなかった。ディアスのパンチは効くパンチなのだろうか。

五味はが負けてPRIDE的には痛いが、プラスも面もあることにはある。GPの核になる参加者（ディアス）が一人増えるとか、五味がGPに集中できる（UFCに行くとか言い出さなくなる）とか。

第9試合：
○ダン・ヘンダーソン（3R）ヴァンダレイ・シウバ×
1R、スタンドでパンチの闘い。ヘンダーソンやや優勢。相変わらず、基本的には右だけなのだが、スピードはある。シウバは終盤パンチをクリーンヒットさせて攻め込むが、ゴング。

2R、ヘンダーソンがもろ差しから強引に浴びせ倒してテイクダウン。終盤シウバが十字を狙う場面もあったが、ヘンダーソンが最後まで上をキープして終了。

3R、激しく打ち合う両者。ヘンダーソンの左のフックがシウバのアゴを捕らえてダウン。追撃のパウンドを浴びせたところでレフェリーストップ。衝撃の結末。

試合内容は悪くなかったと思いますが、盛り上がりには欠けた感じ。

判定決着が多かった今大会、前半は緊張感を持って見られたのですが、後半ちょっと疲れました。7試合で4時間半は長い。最後の2試合で、中蔵選手と、青木選手が、終盤、ポイントリードを守るために安全策を取ったように見えたのもマイナス。

あと会場も、前回よりは客は入ってたと思うのですが、やっぱり盛り上がりにくい場所だと思います。

印象に残ったのは、青木選手の1R、2R。特に1Rのアームロック？への入り方は、世界で初なんじゃないでしょうか。練習していたのか、その場のひらめきなのか・・。とりあえずいいもの見せてもらいました。

熱戦が多かったですが、中でも、遠藤vs天突戦は両者の気合が伝わってきてよかったです。

第1試合：
○山本　篤（3R判定）水垣 偉弥×
水垣選手は、終始右のパンチ、特にカウンターでの右狙い。山本選手は、1Rは打撃、2Rの後半からタックル中心に切り替えてテイクダウンを奪う。水垣選手は、最後まで、山本選手の片足タックル（つかんだ足の方に引く動き）に対処できず。

引き出しの多さが勝敗を分けた感じでした。

山本選手は今後も継続して参戦して欲しい。次期挑戦者決定戦の意味合いで大沢選手との試合とか組んで欲しいところ。

第2試合：
△冨樫 健一郎（3R判定）朴　光哲△
スタンドでのパンチ中心。お互い手数は多いが決定打は無し。大振りで見栄えの良いパンチが多かった朴選手と、コツコツ当てた富樫選手。判定は1−1でドロー。

富樫選手は、3Rに、疲れの見える朴選手の打ち終わりを狙って左を伸ばしてかなり当てていたのですが、攻勢に出るのがちょっと遅かったかも。

第3試合：
○遠藤 雄介（3R判定）天突 頑丈×
1R、激しくパンチを打ち合う。遠藤選手優勢。バッティングがあっても両者共それをアピールしない。「倒してやる」という気持ちがお互いから伝わってくる。

2R、天突選手、打撃では不利とみたか、後半からテイクダウン狙い。終盤テイクダウンに成功し、一発パウンドを当てる。

3R、依然として打撃では遠藤選手優勢。天突選手は強引に押し込んでテイクダウン狙い。1年前の再現。違ったのは、遠藤選手が簡単にテイクダウンを許さなかったこと。コーナーでのテイクダウンの攻防は、動きこそ派手ではなかったですが、見ていて力が入りました。

第4試合：
○リオン武（1RKO）阿部裕幸×
阿部選手、ゴングと同時に飛び蹴り。続けて、今成選手式の頭からのスライディングから足関狙い。

足関をしのいだリオン選手がスタンドでペースをつかむ。ジャブ、前蹴りを面白いように当てる。このままいくかと思ったのですが、中盤に阿部選手のパンチが当たってから状況が一変。すかさずパンチの連打で追撃して阿部選手がダウンを奪う。さらに阿部選手はパンチで攻め立てて、KO寸前のように見えたのですが、リオン選手の右ストレートがまともにヒット。阿部選手の倒れ方を見てレフェリーが即ストップ。

めまぐるしく展開が変わる派手な試合でした。

第5試合：
○田村 彰敏（3R判定）不死身夜 天慶×
1R、田村選手が左のロー、ミドル、右のローをテンポよく出し続ける。

2R、天突選手、余裕がなくなったのか、強引に前に出始めるが、田村選手はそこへドンピシャのタイミングでタックル。田村選手がグラウンドでバックについて、スリーパーを狙う時間が長く続く。終盤、不死身夜選手がようやく抜けて、ヒザ十字の体勢に入ったところでラウンド終了。

3R、不死身が大振りのフックの連打で前に出る。田村選手、かなりバテてる様子だが、前回の反省からか、左のガードはなかなか下がらず。

判定は1R、2Rにポイントを取った田村選手の勝利。試合前の煽りビデオ、試合後のインタビューから田村選手の純粋さみたいなのが伝わってきて好感が持てました。

第6試合：
○中蔵 隆志（3R判定）廣田 瑞人×
1R、パンチの攻防。廣田選手もうまいが、中蔵選手もうまい。廣田選手、右のガードが低いのか、中蔵選手の左のパンチがよく当たる。中蔵選手やや優勢。

2R、余裕がなくなった廣田選手が前に出るがパンチはクリーンヒットせず。逆に中蔵選手のワンツーの右がきれいにアゴを捕らえて廣田選手ダウン。

3R、廣田選手が強引に前に出るが中蔵選手はうまくさばく。中蔵選手、後半のコーナーでの攻防時には、モニターに写る残り時間を何度も目にして逃げ切り体勢。

判定は中蔵選手。中蔵選手が廣田選手をちょっとずつ上回るという試合だったと思いますが、同体重で行われた昨日の横田vs帯谷戦と比べると、若干落ちるかなという内容でした。

今日登場したウェルターの選手6人は、組み合わせを変えてまた見てみたい。中蔵vs遠藤の王座戦、朴vs天突、富樫vs廣田とか。

第7試合：
○青木真也（3R判定）菊地　昭×
やっぱり青木選手は凄かった。1R、向き合った状態から飛びついて、右足を菊地選手の背中から回して右腕と脇の間に足を差し込み、自分の手で固めて菊地選手の右腕の自由を奪う。そこから、菊地選手の肩越しに自分の腕を伸ばして菊地選手の右手をつかんで向き合ったままチキンウイングアームロック状態に。かなりエグく曲がるが菊地選手は耐える。そのままグラウンドに以降すると、青木選手今度は三角に。これも深く入ったように見えましたが、菊地選手は耐えて終盤脱出。上になった菊地選手が最後に強いパウンドを1発入れたところでラウンド終了。

2R、菊地選手が足をかけてテイクダウン。青木選手は下から十字。決まりかけるもロープ際だったことが災いしたか逃げられる。

3R、菊地選手のヒザが急所に入って中断。青木選手はその後、コーナーの攻防でコツコツ腿にヒザをもらうも、ポイント的に有利を確信しているのか、特に動きを見せず。

判定は2−1で青木選手。菊地選手に一票入ったのはびっくりでしたが、1R青木、2Rテイクダウンで菊地、3Rヒザで菊地という考え方なのかな・・。